2007年08月08日

No.439 9S

 最近読んだ中でお勧めできるライトノベルってなに?
 などと聞かれたら (まぁ聞かれませんが……) 私は『9S (ナインエス)』 と答えるでしょう。

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 数多くの新技術の開発や発明、そして非人道的な実験を行ってきたマッドサイエンティスト、峰島勇次郎の遺した 『遺産』 がキーとなるこの話。

 1巻では海上の閉鎖実験施設、スフィアラボが峰島勇次郎の遺産強奪を目的とした武装集団、蜃気楼(ミラージュ)に強奪されるも、そこでアルバイトをしていた高校生、坂上闘真は辛くも脱出に成功し、その襲撃を通報することに成功する。
 そこで闘真は、この事件の解決にあたる事となる遺産管理組織、ADEMに事情聴取を受ける際、NCT研究所の地下1200mの場所に拘束されている峰島勇次郎の一人娘、峰島由宇と出会う。

 スフィアラボ強奪占拠事件解決のため、闘真と由宇、二人は蜃気楼に挑むという、そんな話。

 2巻では前回のスフィアラボ事件から2週間後、遺産を用いて製作された多目的多足型無人戦車、レプトネーターの起動実験が孤石島という島にて行われるため、その実験に立会う峰島由宇とADEM。
 そこで案の定というかお約束と言うか、暴走するレプトネーター。
 レプトネーターは遺産強奪組織、ミネルヴァにシステムを組みかえられていたのである。
 由宇に会うため孤石島へと訪れた坂上闘真も巻き込んで、殺戮兵器と化したレプトネーターと、ミネルヴァの面々が立ちはだかる。

 3巻、4巻は前回の事件からまた2週間後、NCT研究所の研究員、木梨はLAFIというコンピュータにリンクしようとして体を奪われてしまい、どんどんと肉体を変異させていき多くの犠牲者を生みながら研究所を脱走。
 それを追いかけて峰島由宇も三度外へ。
 変異体と化した木梨が向かうのは峰島勇次郎の足跡を辿る唯一の遺産、天国の門。
 変異体、そしてミネルヴァのマジシャンと手を組んだ真目勝司、そしてアジアを統括する真目麻耶、そして峰島由宇と坂上闘真。
 メインキャストがズラっと顔を揃え、天国の門がある奨励都市「希望」に集う。


 とりあえずいまのとここの4巻までしか読んでないんだけど、非常に面白い作品です。
 登場人物がラノベですので、非現実的でユニークかつ特殊。

 主人公、坂上闘真は普通の高校生なのだが、禍神の血を引く真目家に伝わる小刀「鳴神尊(なるかみのみこと)」の継承者でもある。
 普段は温厚で優しい性格の持ち主なのだが、一度鳴神尊を抜けば一変、並ぶもののいない力を持つ殺人者に変貌してしまう二重人格者だったりする。

 一方、ヒロインである峰島由宇も普通の娘。ただし、頭の中身が普通じゃない。
 身体能力は平均以下のハズなんだけど、物理計算によって身体を正確無比に操るため、常人が及ぶべくもない戦闘能力を発揮するのだ。
 要するに、無駄がないってことですな。
 物心ついたころから研究者など大人(つか、オヤジども)に囲まれて暮らしたため、口調が硬く、粗野、乱暴。私はこういうキャラが大好きです。

 短編、お堅い印象を受けたあなたは、9S(ないんえす?)SS を読んで爆笑するも良し。
 みんなにはお勧めできない作品ですが、ラノベ好きなら読んでみて損はないかなぁ、と思う作品です。


posted by BlueTasu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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