2007年06月28日

No.412 味噌汁 vs おすまし

 ハルちゃんの作る料理はうまい――と、のっけからノロけてみた。

 現在私とハルちゃん、それに弟と妹とマキちゃんの5人で暮らしているわけで、個人個人好きなものと嫌いなものがあるのは当然のことだ。
 辛いものが好きだったり、また苦手だったり。
 酢の物が苦手だったり、しいたけが食べれなかったり、卵の半熟が苦手だったり、逆に完熟はイヤとかいう人もいたり。
 しかしそのへん、ハルちゃんはしっかりしている。
 特にハルちゃんは辛いものが大好きだけど、我が家ではあまり辛いモノに馴染みがなく、全員苦手だったりする。
 なので、ハルちゃんは『どのくらいの辛さまでOKなのか』 を計るために、同棲してから毎日一品、辛いものを少しだけ全員分作って食卓に供して来た。
 少しだけなので、全員食べれなくてもハルちゃんは翌日、弁当にしたりして残さず食べきってしまう。実に無駄がない。
 こうやって我が家に、『許容範囲限界ギリギリの辛さを突き詰めた一品』が誕生する。
 例えば麻婆豆腐なんてものはハルちゃん以外全員、外食でしか食べたことがなかったのだが(しかも外で食べる麻婆豆腐は辛すぎて食べれないのでもう二度と食べることはないと思ってた)、ご飯と一緒に食べるとその辛さもマイルドになり、なかなか後を引く、良いおかずになることも知った。

 そんな風にして食生活においては円満に解決してきた我が家であったかに見えたのだが……問題はあったのである。

「ご飯には味噌汁!」

 という弟・妹派に対し

「おすましも美味しい!」

 というハルちゃん、マキちゃん派の2人である……。
 なんつーか、我が家(この場合は私と弟、そして妹を指す。ややこしいな)は和風一点突破上等の家だったので、一汁三菜、お味噌汁が必ずついてきたのである。
 おすましも和食なのだが、生憎とおすましは全く食卓に上ることはなかったという、変わった家なのだった。なので、ご飯のときは味噌汁がないと落ち着かない、という変な体質が形成されてしまっているのである。
 対してハルちゃんマキちゃんは、両方好きだけど、おすましのほうが実は好き、という人だったりする。なので、味噌汁ばっかりじゃ飽きる! というのだ。
 ちなみに私は中立。
 味噌汁ばっかりだったけど、おすましも好きだ。
 中でもお気に入りは、卵をポトンと落としただけだが、鰹のダシの旨味と香りが、お味噌汁とは違った食欲をそそるおすまし。三つ葉なんかが浮かべてあるとより一層嬉しくなるね。
 あと湯葉のおすましも絶品だった。
 湯葉って美味いだよね。ご飯を巻いて食べても美味いんだ、コレが。
 京都の人って偉いよ、などと思うのだ――が、弟と妹は、こういったおすましが味噌汁に比べ「頼りない味」「ご飯とは合わない」となるそうな。
 合わないってこたぁないと思うのだが、まぁうちの味噌汁の味にどっぷり染められてしまっているのだから仕方がないのかねぇ。

 特に問題になっちゃうのが翌朝である。
 未だにパンに馴染めないので、朝はご飯に残り物のお味噌汁を食べて行くことが多い弟と妹(でもオヤジだけはパン派だった。そのくせ子供にはご飯と味噌汁を食べることを強要した。わけわからん)。
 これが味噌汁ではなく、おすましの場合。
 弟と妹にとってはご飯と一緒では頼りなく感じるおすましでは、ご飯が進まないだそうな。
 朝ごはんを食べない子供すら増えている昨今、なかなかお目にかかれない論争ではあるが、弟妹のお味噌汁派と、ハルマキおすまし派が激突。

「ハルさんがおすまし作る日は味噌汁を別に用意するから言って」

 と子供っぽく妹が言えば

「折角作ったんだから食べて欲しいんだけどな」

 と溜息をつくハルちゃん。
 辛いものに対しては色々尽くしてきたハルちゃんも、こればっかりはお手上げか?

 食事の違いって些細なことだけど、生活に関わるだけに結構根が深いんだよねぇ。
 このへん、どうしたらよいものか。
 特に妹はこういう食に対してだけは五月蝿いしなぁ……。

 どっちも美味しいと思うんだけど。
 良さをわかるのは時間がかかりそうです。

posted by BlueTasu at 04:37| Comment(2) | TrackBack(1) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
現時点ではまぁ妹に一票かな。誠意はともかく、譲れないところがある事実は真摯に受け止めないと。年齢も上でしょうし。

で、妹さんなり弟君なりが結婚して連れ合うことになった隣人と同じような対立をして初めてこの日のことを思い返すことになると思うわけです。「ああそうなんだな」と。

僕個人の嗜好をついでに言うと、僕は魚ではほとんどご飯が食べられません。かなり塩の強いシャケとかサバの味噌煮とかなら多少いけますが、基本ご飯は減らない。お吸い物も同じ。だから今でもかみさんの出した料理でご飯が減らないな、と感じたら、さっさと卵かけご飯にしてしまいます。

納豆とかピーマンとか食えないものがそう簡単に食えるようにはならないように、食べ物のハードルってのはそんな簡単に解決出来るもんじゃないということを、ハルしゃんも時間を掛けて感じる局面なのではないでしょうかねぇ。
Posted by クリス at 2007年06月28日 22:00
 どもども、食ってのはなかなか毎日食べなければならない、絶対的なものだけに問題になりやすいですよね。
 ああ、だから売れるのか、おいしんぼ。

 つか、クリスさんは魚ではご飯が食べられないんですか。
 私は実はご飯だけでも食べれてしまうので、おかずはさしたる問題ではなかったり。(それはそれで問題か)
 つか、うちは魚が多いからねぇ。
 肉も引越ししてから増えましたが、オヤジの和食強制生活のせいで肉はあまり食べませんでしたね。
 でもたまにOKになる焼肉では、ご飯が進みます。
 焼肉ってどうしてご飯が進むんでしょうかね?

 でもすまし汁の具にもよるみたいなんですよね。
 わかめだとご飯に合うらしく、文句がでないことが発覚。
 弟妹のこだわりも所詮その程度よのぅ。

 つか、結婚生活ってまだしてないけど、改めて大変だなぁと思いますね。
 食事が合わなかったらどうするんでしょうか?

「口のほうを合わせますよ」

 なんてセリフを言って我慢するしかないのかねぇ、作っていただける身としてはさ。
Posted by BlueTasu at 2007年06月29日 05:25
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

祝!ど-てい卒業しました!
Excerpt: 西川先生みたいな女の人に37マモナ買ってもらえました! 
Weblog: けいた
Tracked: 2007-07-01 01:59
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。