2007年06月11日

No.399 コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-0-ENTRANCE

 昨今、ゲームが小説や漫画、果てはアニメになるということは珍しくもない。
 逆も然りで、漫画がアニメや小説になることも珍しくないし、アニメが漫画や小説になったりすることも珍しくは無い。
 要するに人気があるものであれば、様々なジャンルにおいてその作品を楽しめる時代だということだ。
 しかし私は漫画は漫画。小説は小説、アニメはアニメ、ゲームはゲームと言う風に、同じタイトルのものであってもジャンルが違う以上、同系列で扱うことはない。
 アニメにはアニメの、ゲームにはゲームの、漫画には漫画の、そして小説には小説の長所と短所がそれぞれあるわけで、ゲームが面白いからといって漫画やアニメが面白いと言う保証はないわけだ。
 そしてそれらは大抵原作となったものが一番面白い。

 例えば逆転裁判。
 あのゲームは大好きだが、漫画としてはイマイチだと私は思う。
 例えばはじめの一歩。
 漫画は大好きだが、アニメはまぁまぁ、ゲームはイマイチである。
 例えばBLACK BLOOD BROTHERS。
 小説は大好きだが、アニメ化は早すぎてイマイチだった。

 そんなわけで、私は原作は好きだが、それに付随して出来たかのような他ジャンルの作品を好きになったことは、あまり記憶に無い。
 有名作品、ドラゴンボールにしても、アニメ作品は『ため』の時間が長すぎて嫌いだし。

 と、ここまでが前置き。

 CODE GEASS STAGE-0-ENTRANCE.jpg

 そんな私だが、この小説版コードギアスだけはオススメしたいと思った。
 つか、そもそも私がこの小説版を買った事自体が事件である。
 漫画版を暇つぶしに購入し、その日に古本屋に持ち込んでしまったほどのダメ作品。(ごめん、言い切った!)
 そんなことがあったので、アニメ作品以外手を出さないと自分でも思っていたのだが……手にとってしまったのが運のつき。
 書き手が 岩佐まもる氏! という時点でレジに向かってしまっていたのである……。

 岩佐まもるとは? 以前紹介したと思ったんだけど、記事が残ってない……あれ? 紹介したのは前のブログだったか。
 ダンスインザウインド 翔竜伝説 の作者で、馬を竜に置き換えた、競走馬ならぬ、競翔竜の物語を綴った作品を世に送り出したその人で、競馬ファンでありファンタジー好きな私なだけに、ハマるべくしてハマった作品を書いた作者なのだ。
 元々人間ドラマというか、心情を事細かく書くのが巧い人なので、頭ん中でごちゃごちゃ考えるルルーシュなど、様々な感情・陰謀が渦巻くコードギアスの世界を書き綴るにはピッタリの人であると思う。

 この 『コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-0-ENTRANCE』 では、ルルーシュとスザク、そしてナナリーが出合った頃、つまり子供時代を中心に描かれている。
 ルルーシュとスザクが親友と呼べる関係になったその裏にあった事件。
 スザクの父、最期の侍と言われ英雄視されていた枢木玄武とはどういう人物だったのか?
 そもそもブリタニアと日本が戦争になったのは何故か?
 アニメを見た人なら、全てが一本の線で繋がる裏側の話が丁寧に描かれており、散りばめられたピースがハマっていく瞬間が実に心地よい。

 アニメにはアニメの、小説には小説の良いところがある。
 アニメでは補完しきれない、細かな過去の部分をまとめ上げたこのコードギアスの小説版は、是非アニメを好きになった人に見てもらいたいなぁと思う良作でありました。

 うーん、深いなぁ。
 そして、重いなぁ。


posted by BlueTasu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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