2007年05月27日

No.387 DERBY

 初めて見たダービーは、その馬の圧倒的な強さのみが際立つレースだった。
 皇帝・シンボリルドルフの初年度産駆、トウカイテイオー。
 皇帝の仔が帝王とは、よく出来た話である。
 父の描いた軌跡をなぞるが如く、無敗の2冠を達成。
 その後の戦績、奇跡の話は語るまでも無く有名なエピソードだ。

 思えば私は91年のダービーから、もう何度もダービーを見てきた。
 坂路の申し子、サイボーグ・ミホノブルボン。
 三強対決、柴田の執念、ウイニングチケット。
 史上五頭目の三冠馬へ、ナリタブライアン。
 SS旋風の幕開け、タヤスツヨシ。
 3戦目でダービー制覇、音速の末脚 フサイチコンコルド
 もうフロックとは言わせない、サニーブライアン
 武豊、念願のダービー制覇、スペシャルウィーク。
 東でも輝いた一等星の初仔、アドマイヤベガ。
 河内、ハナ差の執念、アグネスフライト。
 個性派の主張、ジャングルポケット。
 3度目の正直、タニノギムレット。
 外国人騎手戴冠、ネオユニヴァース。
 府中の杜に大王降臨、キングカメハメハ
 衝撃の末脚炸裂、ディープインパクト。
 並べば負けぬ抜かせぬ根性馬、メイショウサムソン。

 どれもこれも、思い返すだけでその時の興奮が蘇る。
 ダービーは競馬というスポーツを愛するものにとって、特別な意味を持つ。
 ダービーはドラマだ。
 人と血の織り成すドラマの結晶だ。
 今年もまたそのドラマを観ることができる。
 そして、今年のダービーは例年以上に面白い。

 府中の杜こそ我の物、ジャングルポケットの初年度産駆、フサイチホウオーがなんと前日オッズ、1.8倍の圧倒的1番人気。
 皐月賞3着は負けて尚強し。
 父が歩んだ道をそのまま辿るホウオーが、父仔2代のダービー制覇を目論む。

 そのジャングルポケットも、この馬がいたらどうなっていたか否か?
 無敗の粒子、アグネスタキオン。
 父が立てなかったスタートライン。母が敗れた夢舞台。
 父と母の無念は仔が晴らす。
 アグネスタキオンとビワハイジの仔、アドマイヤオーラ。

 紅一点。
 ベテランの域に達した四位の手綱に導かれ、牝馬でダービーの栄冠を勝ち取るか?
 父が掴んだ3度目の正直にして最後のレース。
 タニノギムレットの初年度産駆、ウオッカ。
 
 思い返すは97年、サニーブライアン。
 フロックと言われた皐月の逃亡劇。
 同じブライアンズタイムの血と共に、歴史の再現を。
 その身に名づけられた名はただ二文字、勝利。
 ヴィクトリー、田中勝春と共に2冠達成なるか否か?

 ギムレットの仔は愛娘・ウオッカのみにあらず。
 コツコツと積み上げてきた10戦の重み。
 雨の府中で実力発揮、青葉賞の覇者からダービー獲りへ。
 幸四郎の手綱と共に栄冠目指す、ヒラボクロイヤル。

 同じく、ジャングルの仔はホウオーだけじゃない。
 ダービー5勝を狙う武豊と共に、京都新聞杯の覇者が東に参上、タスカータソルテ。
 馬名の意味はイタリア語で「ポケットいっぱいの夢」
 父の名を受け継ぐべく、夢舞台でジャングルポケットの仔でワンツーなるか。

 その豪脚を忘れない。
 直線一気の朝日杯。
 我らが愛すべきシルバーコレクター、ステイゴールドの仔。
 デビューから手綱をとり続ける蛯名と共に、ドリームジャーニー。

 忘れるな、皐月賞を。
 忘れるな、コイウタを。
 念願のGIジョッキーからクラシックジョッキー、果てはダービージョッキーへ。
 サンツェッペリンと松岡正海。

 アグネスタキオンだけじゃない、たどり着けなかったのはフジキセキも同様。
 その仔を以ってダービー制覇を狙うのは堅実派。
 今年デビューの新星が、ダービーでも輝くか?
 ゴールデンダリアと柴田善臣。

 第74回、東京優駿。
 勝つのは果たしてどの馬か?
 個人的にはウオッカに期待したいのだけれども……。
 ともあれ、今年のダービーは記憶に残る、楽しみなレースとなりそうだ。

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 いやー、強いわ ウオッカ。
 勝ってくれればいいなぁ、と思っていたけど、勝てるとは思っていなかったのは事実。
 だってフサイチホウオーがここまで入れ込んで伸びを欠くとは思わなかったし、ヴィクトリーが出遅れるなんてことも想定外。
 そもそもウオッカがいなければアサクサキングスの逃げ切りだったわけですよ?
 確かにアサクサキングスも良く粘ったとは思うけど、ダービー馬としては微妙というかなんというか、G1馬、しかもダービー馬に相応しい馬だったかどうかは微妙だと思うんですよね。
 だからウオッカがいてくれてよかった。
 ウオッカがいたからこそ、このダービーは盛り上がったと思うし、みんなその強さ、勝ち方に納得いったと思うんですよね。

 今後、凱旋門賞のプラン等もあるようですが、どうなんでしょうね?
 確かに斤量は有利でしょう。
 しかし私はウオッカに欧州の馬場は合わないと思っているんですよねぇ……。
 でも夢を叶えてくれた馬、ウオッカに次なる夢を抱く気持ちは解ります。
 オーナーも言ってますしね。
 夢を見なければ叶うことはできないって。
 歴史的瞬間をテレビ越し(しかも会社の……)とはいえ見れたことに幸せを感じます。

 馬単も当たったしさ。
posted by BlueTasu at 03:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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