2007年04月11日

No.362 いざ逆転へ

 今日は逆転裁判4の発売日!! である。

 厳密に言うと発売日前日だったりするのだが、発売日前日に売ってくれる行きつけのゲームショップがあるので、私的に本日が逆転裁判4の発売日なのである。

 ハッキリ言って今回の逆転裁判には期待している。
 1〜2、3は楽しかったけど新たな発見があるわけではない、言わばバージョンアップ的な、新たなストーリーが加わっただけの新作でしかなかった。
 システム的に何か劇的な変化があったわけでもないし。
 そこで発売されたのが、GBAからDSにプラットフォームをチェンジしてリメイクされた 蘇る逆転 である。
 蘇る逆転はDSの2画面とタッチペンを活かした、新しい逆転裁判だったのだ。
 しかし悲しいかな、所詮はリメイク。
 蘇る逆転で追加された1話だけではボリューム不足なのである。

 しかし今作は完全新作なのだ!
 主人公たちも一新され、丸ごと新作が楽しめる。
 もうこれだけで心躍るというものではないか。
 たとえCMで丸山弁護士だろうが北村弁護士だろうがダウンタウンが起用だろうが、そんな変で購買意欲を減退させるCMがオンエアされたって、逆転裁判というタイトルだけで私は買っちゃうのだ!! 間違いなく!!

 今日は出かける前にDSを充電していった。
 準備は万端である。
 ただ問題があるとすれば――

「ブルーくん、9時になっちゃったら容赦なく閉めちゃうからね。閉店までに取りに来るんだよ?」

 と釘をさされてしまったからである。
 そう、私の行きつけのゲームショップは午後の9時に閉まってしまうのだ。
 早い、早いよ店長!! と私は言うと...

「だって早く閉めないと、ボクがゲームする時間がなくなっちゃうじゃないか」

 マジメな顔して言うんだ、この店長は!!

「そんなにゲームが好きか!」

「ああ、大好きだ!!」

 今年40になるオッサンは即答した。
 私もこういうオッサンになりたい、とはちょっと思いつつも、それはどうだろう、と考えてしまったね。
 まぁ私は40になっても、相も変わらずゲームをしていると思うけど。

 話が随分逸れてしまった...

 要するに、9時までに行かなくてはならない。
 が、最近は新入社員も増え、仕事も定時に帰れるという夢のようでいて穏やか、かつ平和な日々が続いている。

 今日も定時で帰れるさ――

 私はそう考えていた。
 しかしこれは甘いと言わざるを得ない。
 トラウルというのは、急にやってくるからこそトラブルというのだ。

「せんぱーい」

 新入社員の足立くんが、フレッシュさのかけらもない野太い声を張り上げ私を呼ぶ。
 ちなみに足立くんというのは、以前住んでいたの住所が足立区だから、という理由だったりする。うん、どうでもいいな。

「どうした?」

「なんか、プリンターの調子がおかしいんっすけど」

 確かに、文字がかすれている。

「インクがないだけだ。そこに予備があるから付け替えろ」

「わかりました」

 しばらくして...

「せんぱーい」

 プリンターを覗き込みながら、またもや声を張り上げる足立。

「今度はなんだ?」

「インクを入れ替えようと思って引っ張ったら、折れちゃいましたー」

 見ると、レバー操作をせずに無理に引っこ抜いたものだから、ストッパーごとぶっ壊れているプリンターの姿があった。

「……お前、力任せに引っ張ったな」

「母ちゃんが、男は力任せに、少々強引に行くくらいがいいんだって言ってました」

「……時と場合による、とは付け加えてくれなかったのか?」

「はい」

 私が頭を抱えたことは言うまでもない……。
 私はこの日、足立と一緒に始末書を書いて経理に謝り倒したのである。

「いやーブルーさん、謝り方うまいっすねぇ」

「……」

 たぶん、私はなめられているのだろう。
 これが足立、入社初日の仕事である。
 そして足立は、その後も順調に成果を挙げ続ける。
次の日はパイプ椅子を座った際にぶっ壊し、さらに昨日は、給湯器をどうやったのかはしらないがとにかくぶっ壊すという、悪役レスラー顔負けのクラッシャーぶりを発揮。

「お前はうちの会社を潰しに来たのか……?」

 思わずそう突っ込んでしまうのも無理ないだろう。

「いや、偶然っすよ! たまたまっすよ!」

「そうかよ……」

 そんな感じで、入社以降すっかり厄介者となった彼は、大事な大事な今日という日もやってくれちゃったのである。

「せんぱーい」

「なんだよ……?」

「提出書類、電車の中に忘れてきてしまいました〜」

「……は?」

「先輩が昨日貰ってきてくれた明日の会議の提出書類、電車の中の網棚の上に忘れてきちまいました」

「……シャレにならんことを」

 この書類、私が昨日お得意様のところで作成して頂いた、大事な資料だったりする。それを明日の会議で提出しなければならないし、内容も覚えておかなくてはならないため、足立に渡していたのである。

「それを、忘れたと?」

「ええ」

「コピーは?」

「とってないっす」

「……コピーしとけって言ったろ?」

「忘れてたっす」

「……」

 誰かコイツをクビにしていただけないものか?
 シャレにならんにもホドがある。
 まぁ渡す前に自分でコピーをとらなかったのが原因と言えば原因か……。
 そうだよな、私が悪いんだよな……。

 そんなことがあったもんだから、お得意様のところにもう一度頼み込み、幸いコピーがあったためそのコピーをいただき事なきを得たのであったのだが……

「8時半か……」

 ゲームショップに着く頃には9時を回っている時刻である……。
 私は意を決し、携帯電話を取り出した。

「店長、お願いだ!! お願いだから閉店を10分待ってくれぇッ!!

 これ、この通りだからッ!!!

「……仕方ないねぇ」

 逆転裁判4.jpg

 電話で頼み込み、なんとか閉店10分後に購入完了。

「いやぁ、ブルーさんって謝り倒すのがうまいですよねぇ」

 遠くで足立の声が聞こえたような気がしたのは、気のせいだろう……たぶん。


posted by BlueTasu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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