2007年03月17日

No.337 魂の叫び

モンスターハンターポータブル2nd は多人数で遊ぶのが楽しいゲームだ
皆と協力し、強大なモンスターに立ち向かう
原始さながらの時代を生き残るために狩りに向かう生身の男たち

ボウガンで支援に徹するブルータス
ガンランスの竜撃砲が唸る弟。
ハンマーの一撃で大地を抉るユウキ
片手剣の毒属性で標的を弱らせるタカ

PSPを握り締め、猛禽類の如き獰猛な唸りを上げ
今日も今日とて狩りに出る

標的の名はリオレウス
モンスターハンターの顔とも言うべき空の支配者

まとわりつく邪魔なハンターたちを尻尾の一撃で振り払い
突進で蟻んこの如く踏み潰し
血液まで沸騰しそうなほどの炎で焼き尽くす

しかし彼らとて歴戦の勇者
閃光玉で目を潰し
マヒ罠・麻痺弾で動きの自由を奪い
その長い尻尾を無惨に斬り落とし
毒でじわりじわりと体力を奪い
足元に落とし穴を仕掛け
麻酔玉で永久なる眠りに誘う

数の暴力の前に屈したリオレウスは
とうとうエリア5の巣穴で捕獲されたのであった

しかし彼らの戦いは終わらない
いや、むしろここからが彼らの戦いだ

眠りこけるリオレウスの傍ら
勝利の余韻に浸ることはない
彼らは彼らの力をより誇示するため、新たな戦い始めるのだ

時間は1分

決して死なない同士討ち
しかし吹き飛ばされるのは屈辱以外の何者でもない
己の尊厳を守るため、互いが互いを牽制しつつ戦いあう

ブルータスは散弾を撃ちまくり
弟は竜撃砲をぶっ放し
ユウキはハンマーに力を込める

しかし

タカはいそいそと採取する
彼は今、ドスビスカスという畑で実るアイテムを採取すべく
飼料となるモンスターのフンを集めているのだ

限られた時間は1分
しかし1分もあれば充分に採取できるはず
そう、できるはずだったのだ――妨害さえなければ

散弾が彼の背中に容赦なく浴びせられその都度よろめく
竜撃砲が彼の尻に命中し、燃えながら転がっていく

そして

振り上げられたハンマーの一撃が見舞われる
彼は綺麗な放物線を描き、顔から地面に落下し、大の字
彼の堪忍袋はその瞬間にブチ切れた



「俺のフンとらせろやッ!!」



絶叫
ためらいとか、恥じらいとか、そんな感情が一切ない
純粋無垢な魂の叫び

家主、ブルータスは彼を丁重にトイレに閉じ込めたという
頼むから近所に変な噂が立つようなことを叫ばないでいただきたい……
頭を抱えながら、そう願ったのであった



posted by BlueTasu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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