2006年09月23日

No.189 ダービースタリオンP 8レース目

 カヤノスパイラル号(父ニホンピロウイナー 母シックスルビー) 牡3歳
 5戦2勝(主な勝ち鞍:アーリントンC)

 これが現在のカヤノスパイラル号の戦績である。
 今のところ可もなく不可もなく。毎年いる重賞をなんとか1つ勝てた馬、といった程度に過ぎなかった。

 ――が

 アーリントンCのあと少し疲れが出てしまったスパイラルを仕方なく短期放牧。
 皐月賞は断念し、NHKマイルカップに向け調教を開始した。

 ちなみに私の調教方法だが、デビュー前は芝の強めと坂路併せをメインに調教し、スピード向上を狙う。そしてデビュー後は馬体重とにらめっこしながらダートでスタミナをつける、という方法である。
 BC登録するような馬は、1歳の9月から入厩し、ダートや坂路の強めでデビュー前から厳しいメニューを行うようだが、私はのんびりやるほうなので、デビュー前からそんな毎週面倒な調教は行っていない。

 そんなわけで「順調にきています」的な、仕上がり90%でスパイラルの初G1、NHKマイルカップの出走となった。
 ライバルはなんといっても前走のアーリントンCでアタマ差での勝負を演じたタニノギムレットである。
 史実ではここは負けているが、これは年代ごっちゃまぜのゲーム。
 府中の直線であの差し足は要注意である。
 あと人気なのはイーグルカフェやテレグノシス、シンボリインディといった史実での勝利馬と、アグネスデジタルといったところ。こうやってメンバーを見ると結構揃っているよなぁ。

 ――まぁ注意したところで観ていることしかできないんだけどさ。

 というわけで、いつもどおり北村宏騎手に「差し」を指示し、レーススタート。

 

 ダビスタでは実際のファンファーレが流れるのでつい聴いてしまうね。
 やっぱり すぎやまこういち氏の仕事は心地よい。

 レースは中団、8,9番手でいつものように折り合う。
 有力どころは皆中団。レースはユートピアが引っ張るという展開。
 勝負は直線。ユートピアが引き離すがそれも一瞬。
 シンボリインディとイーグルカフェが抜け出し、競り合っている中を残り100m、真ん中を割ってきたカヤノスパイラルと、さらにその後ろからタニノギムレットが猛追!

 残り50m。シンボリインディとイーグルカフェは馬体を併せたままズルズルと下がり、タニノギムレットは脚を余し……カヤノスパイラルがズバっと抜け出し、2馬身突き放したところがゴールであった。

 ――が

 画像はありません。(仕事中だったのでそこまでできず)
 初G1勝利!! これで計3個となった。

 レースが終わり、まだ元気なカヤノスパイラルの次走は、日本ダービーか、もしくは安田記念か……。ダービーなら中2週。安田記念なら中3週である。NHKマイルカップの後、元気な割に馬体は-6kgと少々ガレ気味。実はNHKマイルカップでも理想体重からマイナス4kgだったのである。
 ダービー当日。結局馬体が2週間では戻りきらなかったので、仕方なく翌週へ。
 なんとか+2kgまで馬体が回復したので、まだ3歳ながら安田記念に挑戦した。

 ――成るか、G1連勝!!

 が、そんなに世の中甘いもんではなく、いつも通り残り100mで抜け出したものの、はるか前方を行くエアジハードには敵わず3馬身と二分の一差で完敗。――まぁ、上出来の2着ですかね。

 ここで休養に入り、秋に備える。
 カヤノスパイラルは早熟ではあったが、持続型。その後も活躍が続いた。

 8月3週、札幌でキーンランドカップ(G3)でブロードアピールの2着。
 9月4週、中山でスプリンターズS(G1)ではタイキシャトル、デュランダルといった強豪からの3番人気だったが、直線を豪快に差し切り優勝。
 10月3週、京都でマイルCS(G1)でもタイキシャトル、エアジハードを降し連勝!!
 12月3週、創設された阪神カップ(G2)も初めて1番人気に応えて勝利。

 明けて4歳。

 3月1週、阪急杯(G3)にてこれも1番人気に応えて勝利。
 4月1週、高松宮記念(G1)でもデュランダル、ビリーヴの両頭から全て◎を奪い1番人気で圧勝し、これで重賞5連勝で充実期を迎える。

 ――が

 6月3週、前年の雪辱を賭け挑んだ安田記念では、1番人気に推されるも、直線で前が詰まって伸びきれず3着。
 7月2週、宝塚記念では距離が響いたのか、1番人気に推されるも5着に敗れた。

 誰もがもう、この馬は終わったのか?
 そう、なんとなくありきたりなナレーション風に呟いたその時だった。

 8月3週の阪急杯(G3)で復活の狼煙を上げる、4馬身ぶっちぎりの圧勝劇。
 9月4週、スプリンターズS(G1)でも1番人気に推され、直線少しヒヤっとしたもののクビ差で差し切り、連覇を達成。
 しかし、10月3週、マイルCS(G1)ではとうとう能力に陰りが訪れたのか、デュランダルの2番人気に推されるも、印が非常に心もとない。(具体的に言うと、最後の人気印以外◎がない状態)
 しかしチャンピオンホースの意地を見せ、直線鮮やかに抜け出すと迫り来るデュランダルとタイキシャトルをクビ、アタマ差で抑え込みマイルCS連覇を達成!!

 これでG1勝利数が6となった。
 シンボリルドルフ、テイエムオペラオーまであと1つ。

 なのだが、やはり能力に陰りが出てきて限界か。
 12月3週、マイルC(G2)でも1番人気を奪われ、直線見せ場のない5着。
 潔くターフを去る決意を固める。

 19戦11勝 総賞金 8億7190万 重賞10勝(うちG16勝)

 素晴らしい成績を残し、カヤノスパイラルはターフを去った……。
 顕彰馬に選ばれたカヤノスパイラルは、次なる戦い、種牡馬としての舞台が待っていた。

 種牡馬データ 距離 1400〜2000m
 成長:普通 ダート:○ 気性:A 底力:B 体質:A 実績:B 安定:C

 そして、シックスルビーが産む今後の兄弟にも更なる期待が――


「シックスルビーが.. 今朝亡くなりました.. 手は尽くしたのですが、残念です」

 ・
 ・
 ・

 ……やはり、前途は多難の様子です。



posted by BlueTasu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ダビスタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何だか、喜んでいいのか悲しんでいいのか分からないのですが……。

あぁぁ、ルビー…ルビーがぁ〜(T_T)
最後に最高の置き土産を残すとは、さすが名牝!! 顕彰馬とは恐れ入りました。
こうなったら、ルビーの孝行息子・スパイラル君が種牡馬として活躍する事を期待しましょう。
是非ダービーを! と言いたい所ですが…距離的に難しいでしょうか?
Posted by 佐緒 at 2006年09月24日 22:07
コメントどもです、佐緒さん。

世間では最強馬作りに四苦八苦しているブログが多い中、ようやくG1を勝った負けたとはしゃいでいる低レベルな私だったりします。

しかしルビーは惜しかった……。
享年9歳でした。南無。
私、繁殖牝馬が10歳まで持ったことがないような気がするんですケド。

実はスパイラルの下に2頭の全弟と全妹がいたりします。
今度はその活躍でも書くつもりです。

スパイラル号での仔でダービーを! というのは、さすがにどうだろうってところです。
血統構築って苦手なんだよなぁ。(ダビスタでは致命的)

Posted by BlueTasu at 2006年09月25日 23:20
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。