2006年09月19日

No.185 名馬ファイル vol.06

世紀の一発屋

ダイユウサク.jpg

ダイユウサク

一発屋といえば連想されるものはなんだろう?
私にはクリスタルキングの大都会
ル・クプルのひだまりの詩などが思い浮かぶ
ならば競馬界の一発屋と言えば?

それはもちろん、ダイユウサクが真っ先に思い浮かぶ

いくら手薄なメンバー構成であったとしても
伝統ある一戦にして格式高い有馬記念
おいそれとフロックなど起こらない、強い馬が勝つレースだった

それがびっくり
圧倒的1番人気であった1.7倍のメジロマックイーンを
ブービー人気の137.9倍のダイユウサクが差し切ったのだから驚いた

あれはなんだ?
ダイユウサク?
そんな馬いたか?

ざわめき揺れる中山競馬場
馬主さえも勝つとは思わず自宅で観戦
翌日、新聞には「世紀末を理不尽馬が駆け抜けた」と評された

まぐれか?
いやいや、まぐれで12年間も破られないレコードはたたきだせるはずもない
ツインターボ大逃げと、マックイーンのマクリでの超ハイペース
そんな展開もツイていたとは言うけれど
それが正真正銘、一世一代の大駆けであったとしても
これはまぎれもなく実力だったのだ
事実、マックイーンの競馬をした武豊は2着だったではないか

有馬記念を数日後の控えた調教師、内藤は夢を見た
5枠に入ったダイユウサクが、並み居る強豪を差し切る夢を
調教師という立場を忘れ、馬券をしこたまに買い込み億万長者となった夢を...

当日、本当に5枠に入ったダイユウサクの馬体は、これ以上ないほどピカピカで
まさに生涯に一度の究極の仕上がりだったと言う
勝算はあったのだ、最初から...

デビュー戦、ダート1800mを2分6秒7という大差のシンガリ負け
続く2戦目ですら芝1800mを2分ジャストでシンガリ負け
よくもまぁ、この時点で処分されなかったものである
そのつぶらな瞳と、人懐っこい性格が彼にチャンスを与え続けた

そして馬は応えたのだ
しょうがねぇなぁ、とチャンスを与えられ続けた馬は
しゃあない、1回だけだから、良く観とけよ
てな具合で、年末の大舞台、有馬記念で本気をだしたのだ

こんなことがたびたびあっては、馬券を買う身としてはやってられないが
たまにこんなことがあるからこそ競馬は面白い
さぁ、第二、第三ののダイユウサクはどの馬だ?

――――――――――――――――――――――――――――

ダイユウサク

’91有馬記念


競争成績 38戦11勝
獲得賞金 3億7682万3600円
〜重賞成績〜
91.有馬記念1着、金杯(西)1着、産経大阪杯2着




posted by BlueTasu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 名馬ファイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ダイユウサクの名前には、ちょっと面白いエピソードがあるんですよね。
何でも本当は、馬主さんのお孫さんの名前(コウサクさん)からとって「ダイコウサク」と名付けるはずが、どこでどう間違ったのかダイユウサクとなってしまったとか…。

私は残念ながら彼の勇姿をリアルタイムで見られなかったので、是非彼の時みたいな誰もが驚く大駆けを見たいものです!
Posted by 佐緒 at 2006年09月20日 19:35
佐緒さん、いつもコメントさんくすです。

そのエピソードは有名ですね。
当初、ダイユウサクには、孫の名前のコウサクという名前をもらい、ダイコウサクと名づけるはずが、「コ」が「ユ」として受け付けられてしまったそうです。
まぁたしかにあり得えない間違いではないですね。

しかしその頃、まだ一度登録した馬名を変更できる時代だったのですが、あまりの弱さに、これは孫の名前にするわけにはいかん、と思った馬主さんがそのままにしたということだそうです。

もし、デビュー戦から素質の片鱗を見せていれば、歴史は 「あっと驚くダイユウサク」 ではなく 「あっと驚くダイコウサク」 となっていたことでしょう。

Posted by BlueTasu at 2006年09月21日 01:25
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。