2006年07月21日

No.115 感無量

 感無量。

 ただその一言に尽きる。
 私はサーラの冒険に出会えてよかったと――心の底からそう思った。

 運命とは?
 罪を償うにはどうすればいいのか?

 昔、初めて読んだ頃はサーラと変わらぬ年齢であった私も、今ではダブルスコアをつけるくらい年齢を重ねた。
 サーラは私よりも半分ほど、というかちょうど半分の13歳という年齢なのだ。
 だというのに、サーラは私なんかより遥かに自分を、信念をしっかりともっていて、行動力には溢れ、知性に富んでいた。
 諦めて、挫折して、投げ出して、自暴自棄になってもおかしくない難問とも命題ともいえる2つの問いに、見事自分を貫き通して答えを出した。

 15年前、1巻が出た際のサーラは普通の子供だった。
 だけど、今、最終巻で彼は英雄となった。

 王道ともいえるストーリーだったかもしれない。
 だけど、私はその展開に何度も驚き、かつ深い感銘を受けた。

 6巻.jpg

 ヒーローになりたい、というタイトルで始まった物語は、やっぱりヒーローになりたい、というタイトルで完結した。
 今全てを読み終えたが、また一から読み直したい。

 誰にでもお勧め出来る、良作がここに完結した。

 ―――――――――――――――――――――――― 

 ちなみに7月はソードワールド祭り。
 ソードワールド関連の本がサーラを含めて4冊刊行された。

 sw.jpg

 こんな感じ。
 今日はそれを読むのに忙しいので、このへんで。




posted by BlueTasu at 00:00| Comment(17) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しばらく、ここのブログを読んでいない事バレバレな文章ですが・・・


出たのですか、サーラの新刊が!
もう絶対に続編は出ないと諦めていたのですが・・・まさか出るとは!
このサーラの冒険、本当に地味な話です。スレイヤーズと派手さ対決をすれば、100対1で負けるくらい地味。ロードス島戦記と比べても地味。他のソードワールドノベルと比べても・・・地味な方か?
でも本当に良い文章なんですよねぇ。自分ごときの文才では、その良さを表現できないくらい良いです。

このような情報提供に感謝します。ここで読まなければ、一生サーラの続編が出たことに気づきもしなかったでしょう。
これは明日にでも買いに出かけなければ。本屋に入荷する数自体少なさそうなので、早く買わなければ無くなってしまう。そもそも入荷しない本屋も多いかもしれないけど・・・見つかるまで、徹底的に捜索しまくります。
Posted by 竜駆 at 2006年07月28日 00:53
おおおー。サーラの読者いたよ!
ある意味今までのどのコメントよりも嬉しいかもしれない(ぉぃぉぃ)コメントをありがとうございます!

つか、密かにここにレスつかないのは寂しかったんですよね……。
本当にこのサーラの冒険は面白くて、オススメ。
なのにコメントがつかないのが本当に寂しかった。

竜駆さんがこれに気付き、サーラの新刊の情報を得てくれたことでこの記事たち、そして私も今報われた気がします。
いやまぁ自己満足なブログですからいいんですけどね、やっぱりこういうのは嬉しいじゃないですか。

と、本当に嬉しかったので文章が支離滅裂になっているのはどうかお許し願いたい……。
竜駆さんの近くの本屋にサーラの冒険があることを切に願っております。
Posted by BlueTasu at 2006年07月28日 01:45
最新刊はすぐに見つかり即購入。
しかし・・・買うときに表紙を見る。

「サーラの冒険6」

・・・あれ?確か自分が読んだのって、4までだったような??
少し気になったものの買って、そのまま帰宅。
家で調べると・・・やっぱり5巻は買っていない。2005年に出ていたのですね。5巻は。
4巻から約10年も経ての発売。気が付かないっす。というより、5巻の方こそ本屋で見つかるのか・・・。
それよりも、今買った6巻がすぐに読めないのが辛い!

いや、でも本当に助かりました。今サーラが出たことを知らなかったら、気付くのが数十年後とかになっていたかもしれず、その時には最早入手が困難になっていたかもしれません。今なら5巻でも、見つけることは、それほど困難ではないはず。
重ね重ね感謝です。
Posted by 竜駆 at 2006年07月29日 02:08
5巻は気になる終わり方をしています。
一気に5,6巻を読める竜駆さんは幸せものだと思いますよ(^^

5巻を読み終わったあと、また10年待たないといけないのかーっ!? と本気で叫びましたからね。
五月蝿いって殴られましたけど。

ともあれ、5巻もたぶんすぐ見つかるんじゃないかなーと思います。
私のような田舎の本屋でも、あっさり見つかりましたからね。
でも見つからなかったら本当に地獄だよなぁ……。

今度は5巻が見つかるよう、心からお祈り申し上げますです……。

Posted by BlueTasu at 2006年07月30日 17:38
先日はしょうもない理由で電話して申し訳ございませんでした。つかそこではあっさり1冊もなかったワケですが、仕入れから戻ってきて立ち寄った書店でおもむろに「6巻だけ購入」。つかそれってどうなの?って気もしないでもないのですが、今ひとつテンションが上がらないままというトコロ。つかさすがに世界観を知らなすぎるというか(^^;)。

とりあえずテンションが上がったら読んでみようと思います。前5冊を探しきるだけの根性はさすがにありませんし・・・。
Posted by クリス at 2006年08月01日 23:54
読むな、6巻から読まないでーっ!
お願いだからやめてー! 誰か彼を止めてー!
クリスさん、あきまへん。
後生でっさかい、最終巻から読むのだけは堪忍しておくれやす。
Posted by BlueTasu at 2006年08月02日 00:22
「そないに言うんやったら読んだろ」

ふとBlueTasu姉、略してブルねえの気持ちが
ちょっぴりわかった気がした(^^;)。
けどやっぱ話がわかんないのはつまんないので
とりあえず今度もちっと大きい書店行って
1巻を探すことにするよ。つか1巻→6巻なら
ユルされるわけ?
Posted by クリス at 2006年08月02日 00:36
 いでじゅう、のような読みきりならそれもいいんじゃないかと思いますが、私としてはオススメできません。
 だって

 話わかんない

 だろうから。
 面白さが伝わるかどうかは、そこから読んだことがないのでわかりませんし、人の価値観によって左右されることは間違いないのでなんとも言えませんが、特に6巻だけはヤバイと思います。

 ちなみに私には、本を読むときは絶対に途中から読まない、というポリシーがあったりします。
 特にこういったストーリーを追っていくものは、途中から読むと書き手の人に対して失礼なことをしているような気になるんですよね。
 だからといってクリスさんにそのポリシーや価値観を押し付けるつもりはありません。
 ですが、サーラの冒険の一ファンとしましては、順番に読んでほしい、という想いが強いです。
 それはやっぱりストーリーや展開を知っているからこそ言えることなんですが……。

 まぁぶっちゃけ、1〜4であれば順不同でもまぁ許せるが、5,6は順番に読んでくれ、頼むから! と言うのが私の本音でしょうか……。
Posted by BlueTasu at 2006年08月02日 01:46
ちすBlue_Tasuさん、クリスです。サーラただいま4巻に入ったところ。つかさ、面白いと思うよ。マジで3巻は一気に読破しちゃったっていうかオヤジが乗り移るくだりはもうタマンネー!つか(^^;震えたし。そりゃもう強いに決まってんじゃんかよーっみたいな?まぁ「娘を殺してくれ」ってのも確かに行き過ぎだとは思うけど、冒険野郎Aチームなオヤジにゃぁしゃあない思いこみかなとも思ったし。
※個人的にはもっとオカルティックに「盟約」を結んでお前がどうしても我を必要としたなら、一度だけ、、、みたいな「切り札」を作っておいてもよかったかなぁとは思いました。ワクワク出来るし。

で、4巻まで来たわけですが、さすがにこの辺りまで来るとサーラのキャラが固まってきてセリフ一つ一つに矛盾が少なくなってきますね。行動力にも裏付けが見えるし、決断力の高さも素直に感心できるようになってきてます。ただ、よもやここまで「ラブ路線」に突っ走る話だとは思いもよらず、っつかデルがデレに転ぶ瞬間の描写がほとんどないのが不満!つかツンデレはそこがキモだろうっ!と言いたいのですがどうか。4巻になって完全にデレっとるやんけっ!って思ったのだがどうか。いや別にいいんですよ。主人公がモテる話は嫌いじゃないつかむしろ非常に大好きなので、そこはそれ全くOKなのです。つかフェニックスにまで褒め倒されちゃって村でみそっかすだった頃がまるでウソのようです。つかそんな色男なら村の中でもちったぁ恋心抱く女の子がいてもよさそうなもんだけど。

とりあえず4巻の中盤まできてしまった今日この頃。勢いを殺さずに5巻に流れ込みたい気持ちもありつつ本屋を巡るもやっぱしない。ご友人に貸し出し中とのことですが、ここまで来て「5巻は貸せないなクリス。残念だが、、、フッ」はあんましだと思う次第。つかつよきすやったのかよぉ〜仕事がスゲェつらそうでちょっぴりニヤリ。つか惚れたアノ子と同じ職場だったら20時間が50時間になっても平気か!?いやまぁ僕は平気じゃないけどさ。つかさ、思いの外3巻4巻が面白くて読むペースが早くなっちゃったってのが原因なんだよね。ホントはもっと時間がかかると思ってたんだけど。だから図々しいのは百も承知。急かす勢いで5巻に期待するクリスなのでした!ではでは!
※送料があるからつよきすと一緒でいいです念のため。つかあんまし遅くなったら6巻読んじゃうぞ!(笑。

Posted by クリス at 2006年09月15日 22:39
サーラのコメントさんくすです、クリスさん。

3巻は私が一番好きな巻。楽しんでいただけたようで何よりです。
3,4巻はクリスさんの好きそうなラブ路線でしたから、その反応は確信に近いものがありましたけどね、ニヤリ。

オヤジが乗り移るところですが、あれはソードワールドでのルールに則った上でのことですので、クリスさんの仰った「盟約」や「切り札」としての使用、的なことはできないんですよね。
そういうことをしようとすると、ルールを一から作ったりしなければならないですし。
これはソードワールドというゲームを遊ぶ際の、いわば「こういう冒険もあるよ」という例示でもあるので、ルールから大幅に逸脱した現象を起こすことは出来ないわけです。

5巻はまだ返してもらってないんですよねぇ……忙しさもありますが、なかなか予定が合わないんですよね。
頑張って連絡をとりたいと思います。少々お待ちを……。
5巻は6巻の前編にあたるようなお話なので、先に読むのだけはどうか、どうか勘弁していただきたく存じ上げます。
でもなぁ、5,6巻の展開はなぁ……クリスさん、読むのやめちゃうかもなぁ……とか思っていたり。
なにせ作者が、書くのが本当に鬱になる展開だったので、本を出すまでに10年かかっちゃったくらいの逸品ですからね(^^;

つか、つよきすはやりたいのですが、最近ホントに忙しくて……。
でも忙しさって言い訳にならんよな。ほんとすんません。
なんとか時間を捻出してプレイしたいと思います。


Posted by BlueTasu at 2006年09月16日 00:47
短編の方読みました〜。うーむエロい!っていうか微妙に羨ましいっていうかBlueTasuさんは微妙じゃなく非常に羨ましいっ!
でも読んでいて二人の心理描写にゆがみがなく、安心できたし、素直にページを進めることが出来ました。まぁ殊の外簡単に庭までたどり着けすぎなんじゃないの?って気はしないでもなかったですが、それを差し引いてもこういう話はいいですね。まぁ僕自身がファンタジーよりラブロマンスが好きな部分があるからかも知れませんが。っていうかそれはご存じかも知れませんが(笑。

いよいよ5巻に入っていく予定ですが、ここはやはりじっくりと車の中で堪能したいと思います(^^;。読み終わったらまた感想書きますね。
あ、最後になりましたけど、本ありがとうございます(^^)。
Posted by クリス  at 2006年10月12日 02:38
引き続きここにサーラの感想、ありがとうございます。
まさかこのスレ、こんなに伸びるとは思いませんでした。

短編は当初、送る予定はなかったのですが、急遽思い出して引っ張り出してきました。
喜んでいただけたようで何よりです。
熱血爆風プリンセス、もあれば良かったんですけどねぇ……。
ネタバレしてしまいますと、ザーンの盗賊ギルドの長、虎のダルシェが主人公の話がのっていまして、5巻を読めばわかると思いますが、ダルシェが何故あんなにも狼狽しているのか、その裏話がのっていたりします。まぁそんなに読んで楽しい話ではないことは確かですが(^^;

とりあえず、いよいよ完結編の5巻、6巻に突入するクリスさんに一言。

お願いですから投げ出さないでください...

ということで。ではでは!
Posted by BlueTasu at 2006年10月12日 23:39
読み終えましたので感想をば。

自分はカミートがデルだとは気づかなかったりして(^^;。だからサーラがつっこんだとき「およっ!?」と思ったりして。でもそれはそれで楽しかったりして。僕はサーラじゃなくて傍観者だから、意外な展開はむしろ好印象だったりするのです。

まぁそんな枝葉末節なところはともかく、全体的な感想を言うとすれば、

 必要十分に面白かった!

と言わねばなるまい。っていうかわざわざ送りつけたくなる気持ちも分かるし、読んで損したなんてことは微塵もない。もっと言えば一番つまらなかったのは1巻で、基本尻上がりに良くなっていったという感じ。5巻6巻の流れもよどみなく気持ちのいいグルーブを見せてくれた気がしますよ。
※まぁ唯一違和感があったと言えばデルの正体がバレたときの彼女のリアクションというか、カミートとしてサーラに再会した瞬間のデルのリアクションがいくらなんでも薄いんじゃないかというか。彼女の想いはそんなもんだったのかなぁという思いが残ってしまったってところでしょうかね。

当初苦言を呈していた情景描写も、ギラントゥスだっけ?あのダンジョンではかなり鮮明にイメージが浮かんできたし、
※もちろんいい意味で。
ああいつの間にか自分もかなり好きになってるなぁと感じました。

ジェノアのセリフは全て池田秀一さんがキャスティングしてた感じで、ありがちながらハマリ役。

なんだか支離滅裂だけど、僕が言いたいのは

 ありがとうございました!(^^)

ってことですよ。要するに。
Posted by クリス at 2006年10月24日 01:30
とうとう読み終えましたか。
読破、お疲れ様でした。
面白い、と言っていただけたようで、ホッとしております。
6巻の最初はサーラが鬱になっていて、クリスさんが投げ出すんじゃないかとどきどきしていましたが、杞憂だったようですね。

カミートはデルだった、という部分に私が気付いたのは、ちょうどサーラが独房の中で勘付いたところと同時期だったりします。

「そうか、そうだったのか……」

とか一緒になって呟いてましたね。
色々ヒントはありましたし、主人公と思考までリンクできてちょっと嬉しかったのを覚えています。

バレたときのリアクションが薄い、とありますが、私はあのくらいだと思います。
むしろ、サーラが気付かないほうがおかしいでしょうし、サーラのことを知っているデルがあの場面で姿を現せば、デルも内心バレるだろう、と覚悟していたんだと思うんですよね。
だからあれくらいのリアクション、「やっぱりバレちゃったか」 程度の衝撃が妥当だと私は思います。
内心、見破って欲しくて尾行したりしたくらいですしね。

ギャラントゥスのダンジョンでのサーラの一言

「悪人って大抵黒がすきなんだよね」

的な発言でドキリとするミスリル。
あのシーン、かなりのお気に入りだったりします。
あの瞬間、私の中でサーラの冒険者としての素質は疑いようがなくなりましたね。
いや、元々主人公を疑ってはいませんでしたが(^^;

ジェノアは理想的な敵役ですよね。
性癖は相容れぬものがありますが(^^;

>ありがとうございました
私の方こそ、半ば無理やり送りつけて読ませるようなことになり、申し訳ありませんでした。
クリスさんが楽しんでいただけて本当に安堵しております。

冒険小説は大好きです。
黄金拍車でしたっけ? 楽しみにしていますね。
Posted by BlueTasu at 2006年10月24日 23:52
こんなところですいません。
黄金拍車、読みました。
おちゃらけた主人公の言動や、性描写など肌に合わないシーンは多々あれど、楽しませてもらいました。
が、あの終わり方はないでしょう(^^;
つか、終わってないし。
どういうエンディングを用意しているのだろう、と思いながら読み進めたら、なかなかショッキングなラストでした。
あの世界を去っていく、というのは予想範囲内でしたけどね。(当たり前か)

で、読み終わった先週から返す機会を窺っていたのですが、一緒に送ろうと思っていたサーラの外伝が、11月発売予定から12月に延期。
やってくれるな、山本さん。
というわけで、さすがにこれ以上引っ張るのは申し訳ないですし、来週の頭にでも送らせていただきます。
ども、長い間借りっぱなしですいませんでした。
Posted by BlueTasu at 2006年11月19日 00:34
つかまぁ続編が何冊も出てるシリーズなのでラストは変な終わりになってますね(^^;。でも僕の中での「面白かった記憶」がロランとオリビエの記憶だった
※ある意味「オグマとナバールの記憶」みたいなもの。
なので、続編はまぁいいかな、と。

つか貸していたことすら忘れてたというのも本音だったりするのですが(^^;、いろいろ煩わしい思いをさせてしまったようで申し訳なかったです。でもコレに懲りずにまた何かあったらやりとりしましょう(^^)。ではでは!
Posted by クリス at 2006年11月19日 04:28
続編、いっぱいあったのね。
私も「ロランとオリビエ」がこの作品の面白かった記憶、ですね。
性的な意味では主人公と同じで、嫌悪感しか付き纏いませんが(^^;
クリスさんはこの2人にファイエムのオグマとナバールを想起させていたみたいですが、私的にはオグマもナバールも、孤高なイメージが付き纏うので、オリビエはともかくロランには似合わない気もします。

私的にお返しする際、今日紹介したスカーレット・ウィザードをお付けしたいのですが、如何せん、これ妹のなんですよねぇ。
茅田砂胡作品、全ては妹のなんです。
是非読んでもらいたい作品ではあるのですが……申し訳ない。
代わりに他のソードワールド作品でも、と思うのですが、どれもピンとこない。
なんというか、クリスさんにヒットしそうなものがないんですよね。

んーむ……。
Posted by BlueTasu at 2006年11月20日 00:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。