2006年05月30日

No.69 悩める競馬クイズ

 とにかく面白いと言ってもらいたい。
 あー、こんな馬いたなぁ、こんな記録あったなぁ、と言ってもらいたい。
 最近そのことばっかり考えて、毎日色々なレースを見たり本を読んだりしている。
 ちょうど腐海の森を掃除したときに、古〜い資料がいっぱいでてきたという恩恵もある。

 最近私の頭の中には馬が走り回ってるんです。

 そんなことを真顔で言えるくらい馬のことを考えている。
 で、そんなことばかり考えて出来て行く問題だから、やっぱり濃かったり……。
 思いつく問題は前回にもまして 『イヤらしい』 問題ばっかりだ。

 このままではまた難しいとブーイングを受ける。

 危機感を感じた私は、考えた。
 考えて考えて、そして思いついた。選択問題にすればいいだろう、と。
 これなら難易度も下がるはずだ。間違いない。

 ――そしたらば、もっと濃い問題をだしても良いのでは?

 いや、でもほどほどにしなければな……。
 クモワカの戦績を答えろ、とか誰がわかるんだ、誰が!
 それに古い問題はだめだ。せめて90年代後半以降のを中心にしないと。
 私は問題を考えるため、再び過去の映像を掘り出し始めた。

 すると思わず魅入ってしまうレースのなんと多いことか。
 というわけで、唐突ですが私が選ぶベストバウトを紹介したいなと思います。
 もしかしたらクイズのヒントが隠されているかも。
 つか、私のことを知ってる人ならベスト1はわかっちゃうと思うけど(^^;)


 ベスト5 96年 阪神大章典
 あの三冠馬、ナリタブライアンと我らがマヤノトップガンの平成の名勝負がベスト5。
 レース内容は文句なく1番なんだけど、やっぱりG1じゃないという点と、トップガンが負けちゃったという点がマイナス。
 あとやっぱりこのレースのあとの期待された天皇賞(春)で不甲斐なかったからね。


 ベスト4 96年 安田記念
 またしても96年がランクイン。
 粘るヒシアケボノと、トロットサンダー・タイキブリザードの末脚勝負。
 ゴール板を通過した瞬間、どちらが勝ったのかはまったくわからなかった。

『外からトロット! 真ん中タイキ! 外からトロット! 真ん中タイキ! アケボノも粘ったーっ!』

 手に汗握る直線の攻防に、アナウンサー絶叫。
 最後はヒシアケボノが3着確定。
 1,2着は首の上げ下げとなった。
 トロットの横山、タイキの岡部がお互い無言で引き上げて行く。
 そして、わずかにトロットが制し、横山の両拳が天に突き上げられる。
 私的な安田記念のベストバウト。


 ベスト3 89年 マイルチャンピオンシップ

 またもマイルのレース。勝ち馬はオグリキャップで、完全にバンブーメモリーが抜け出したところを突き抜けた。
 また杉本清の実況も熱く、『負けられない南井、譲れない武豊!』は有名である。
 もうここからは絶対ひっくり返せない、絶望的な状況のオグリキャップ。
 だが、残り100mから何度見ても信じられない末脚を繰り出し、まんまと抜け出した武豊のバンブーメモリーをハナ差で降した。
 武豊はこれでケチがついたのか、未だにマイルCSは勝てておらず、鬼門となっている。
 そして、ダビスタのアグリキャップが鬼のように強くなったのは、このレースと、次週のJCが原因と思われる(^^;)


 ベスト2 97年 天皇賞・(春)
 個人的にはベスト1にランクしたいんだけど……。
 言わずと知れた、マヤノトップガン、サクラローレル、マーベラスサンデーの3強対決の最終戦。
 抜け出したサクラローレルをマーベラスサンデーが差す。
 しかし王者の意地、ローレルが差し返すと、その外を閃光が突き抜ける。
 我慢に我慢を重ね、直線にかけたマヤノトップガンが大外一気の鬼脚で駆け抜けた。

『スーパーレコードだ! ライスシャワーのレコードを3秒近くも縮めてしまいました! なんというもの凄いレース!』

 まったくもってその通り。
 このレース、私が人生で一番繰り返し見たレースだと思う。
 トップガンよ、永遠なれ。


 ベスト1 99年 有馬記念
 栄えある(?)ベストバウトナンバー1に輝いたのは、90年代最後のG1・有馬記念。
 99年の宝塚記念で初めて対決した同期・スペシャルウィークとグラスワンダー。
 1番人気は春天を勝ってきたスペシャル。
 グラスワンダーは前走安田記念で不覚をとったのが響いて2番人気だった。
 しかしレースが終わってみればグラスの圧勝。
 勝てば凱旋門賞を考えたスペシャルは国内に専念。
 逆にグラスはこのレースにより来年、海外が視野に入った。

 そしてスペシャルウィークの引退レース、有馬記念。
 2度目にしてグラスワンダーと最後の戦いとなった。
 スペシャルは秋天・JCと素晴らしい内容で連勝。
 しかし3戦目の疲れが不安要素となる。
 グラスも順調さを欠きJCを回避する。
 お互いベストとはいえない状態。
 しかしレースは素晴らしいものになった。

 直線、抜け出す3歳テイエムオペラオーの外を、グラスワンダーが抜け出す。
 その外をグラスが霞んで見えるかのような末脚でスペシャルが追い込み、首の上げ下げのところがゴールとなった。

 勝ったと思った武豊・スペシャルウィーク。
 負けたと思った的場・グラスワンダー。

 完全に勢いで勝ったスペシャルだったが、ゴール前では首が下がっていた。
 完全に勢いで負けていたグラスだったが、ゴール前では首が上がっていた。
 電光掲示板に1着・グラスワンダーの7番が輝いた。

「え? 本当に?」

 ガッツポーズを何度も繰り返し、ウイニングランから帰ってきた武豊は、そう呟いたという。
 天才すら見誤った大接戦、その差僅か4cm
 間違いなく世紀に残るベストバウトだと私は思う。

 そして競馬にタラレバは禁句とわかっていてあえて言う。
 98年のクラシックが、今のように外国馬にも開放されていればどんなに素晴らしいレースになっただろう、と。
 残念ながら春の段階でグラスワンダーは骨折休養していたけれど、エルコンドルパサー・スペシャルウィーク・セイウンスカイの3強対決とか考えただけでもワクワクする。

 そして秋。

 あの秋天のサイレンススズカの悲劇がなければ、この最強世代とどれほどの戦いを繰り広げてくれたのだろう、と。
 競馬、それは想像の翼が無限に羽ばたく、素晴らしい文化だと私は思う。

 で、最後に問う。
 皆さんのベストバウトはなんですか?



posted by BlueTasu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。その後、お身体の具合はいかがでしょうか?
先日の競馬クイズ、難しかったです。(実は、一足遅く参加出来ませんでした…残念!)

私のベストバウトは、言うまでも無く「97年 天皇賞(春)」です! 何度観ても、ただ驚き感動するばかり。
Topgun,Forever!!



Posted by 佐緒 at 2006年05月31日 17:16
その後お体の具合は微妙なBlueTasuです。
佐緒さん、コメントさんくすです。

やっぱりトップガンファンとしてはあのレースは何度見ても震えがくるほどの脚ですよね。
今まで先行抜け出し、もしくは逃げを打っていたトップガンの新境地に感動します。

それだけにやっぱり怪我が惜しい。

あと1つ、あと1つだけでもG1を勝てていれば今までの評価も変わったのでしょうけどねぇ。
やっぱり4歳時の安定のなさが4つもG1を勝っていながらもその強さを認められていないんですよね。

あと2,3戦、本当に見たかったです。
Posted by BlueTasu at 2006年06月01日 01:01
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