しかしタクティカルRPGなため、このブログで書ける事が非常に少ない。
ストーリーや攻略などは、私より先に発売日に購入した他のサイトさんで充実しているし。
相変わらずFFはできない。
隣の部屋から夜な夜なDDRのステップを刻む足音が聞こえてくるので、まだハマっているのだろう。
飽きが来るまで待つしかない……。(飽きても帰ってくるのかどうかは微妙……)
さて、今日は一体なにを書いたらいいものか?
普通に困ってしまった私は、ネタ探しのために部屋をガサガサと漁っていると、懐かしいゲームが目に入った。
ナムコから2003年にリリースされたRPG、ヴィーナス&ブレイブスである。
ナムコのRPGといえば、テイルズシリーズが有名だ。
というか、それしか思いつかない人もいるかもしれない。
しかし私は違う。
ナムコのRPGといえば、まずヴィーナス&ブレイブスとセブンの二作であり、次点にFCの貝獣物語となる。(古ッ)
このヴィーナス&ブレイブスというRPGは面白いのか?
この質問に、私はこの2文字で答える。
『微妙』
私的には面白い。
不死身の男に、預言書にしたがって100年闘い続けろ、とかいう鬼のようなセリフをあっけらかーんと吐く女神に反発しつつも、世界を滅びから救うという使命に目覚めるストーリー。
不死身なのは主人公だけなので、100年間の間、出会いと別れが繰り返される話は結構ツボだった。
会話シーンでは、絵本に今から書きこむかのごとく羽ペンが 『さらさらさら』 という小気味良い音をたて文字が表示されて行く、あの雰囲気も大好きだ。
それに声優さんたちの声もキャラクターとよくあっている。
敵の情報が完全にオープンされており、自軍と敵の戦力を見比べ、詰め将棋のような感覚で展開する独特のシステム、ローテーションバトルも大好きだ。
ファイアーエムブレムの聖戦の系譜のように、キャラクター同士が恋愛し、その子供を育てることでより強いキャラクターを産み出すというシステムも気に入っているし、何より聖戦士や魔剣士といったレアなジョブが仲間になったときの喜びといったらもう、筆舌に尽くしがたい。
何よりその幻想的な世界観とマッチした音楽が秀逸で、オープニングムービーは呆れるほど何度も繰り返し観たし、終盤〜エンディングにかけて流れる、あの誰もが知る名曲には驚かされた。
あの曲にぴったりな終焉の世界、そこから展開して行く再生へのエンディングには身体が震えるほど感動したものだ。
……なんかいいところを並べると、欠点が思いつかなくなった。
それでもこのゲームの評価は、全体を見直すと、『微妙』 となる。
もし私が某雑誌のクロスレビュアーなら、7点をつけるだろう。(ただし個人的には9点をつけたい作品)
それはやはり100年間の単調な戦いの繰り返しになるストーリーや、預言書に現れる敵が弱すぎたりすることが原因だ。
つまり、バランスがいまいちだな、ということが要因である。
――が、それもメインストーリーの話。
セブンでもお馴染みだった、クリアしてからのおまけ、自分の騎士団を作って1000年間闘い続けるモードが面白かった。
100年でも辛いのに、1000年である。
しかも主人公は不死身ではない。寿命がくれば死んでしまうので、うまく代を継いでいかないと敵が倒せなくなってしまう。
とてもシビアなバランス設計。
だがこれぐらいがちょうどいい。
私はこのモードを死ぬほどやりこんだものである。
ナムコさん、お願いです。
テイルズはもういいから、この作品の続編を!!
http://namco-ch.net/venus/index.php
↑ヴィーナス&ブレイブスの公式サイトURL
2006年3月2日、ベスト版となって再販されたので、機会があればやってみてほしいですね。
より多くの人がこの作品に触れて欲しいと願っています。
特にムービーとともに流れる音楽は必見――じゃない、必聴の価値あり!
上の公式ページからダウンロードできるので、それだけでも観て、聴いてもらいたいです。