なんつーか今更ですが(ほんとにそうだよ)大好評のうちに駆け抜けた1話〜23話までの話を振り返ってみたいなぁ、なんて思います。
なお、24、25話は夏に放送予定だそうで……まぁ結末はなんとなくわかっているのですが、いつも予想を裏切る展開を見せてくれるだけに、その予想も果てしてどこまで的中するやら。
しかも、今回の話は1部とし、2部、3部と続いていくことになったみたいです。
最初から観ている身としては、これほど人気になるとは思いもしなかったなぁ……と、少々感慨深かったり。
とりあえず全話、公式ページの解説に加え一言感想などを付け加えながら書いていこうかと思います。
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●STAGE1 魔神が生まれた日 ブリタニア帝国の属領となり、エリア11と呼ばれる日本。
ブリタニア人の学校、アッシュフォード学園に通うルルーシュは、シンジュクゲットーでテロリストとブリタニア軍の戦いに巻き込まれ、ブリタニア軍に所属する旧友の枢木スザクと再会する。だが二人の前にある少女が現れ悲劇は起きた。ブリタニア軍から少女とルルーシュを庇おうとしたスザクが、銃で撃たれてしまったのだ。悲嘆するルルーシュに、少女はある能力を授ける。
1話から深夜枠らしい、血なまぐさいシーンもあったり。
人型自在戦闘機、ナイトメアも初回から登場し、今後の期待感を否が応でも煽ってくれる話です。


●STAGE2 覚醒の白き騎士 シンジュクゲットーに現れたテロリストの中に、アッシュフォード学園の生徒であるカレンの姿があった。カレンたちをブリタニア軍の包囲網から逃そうとするルルーシュ。謎の少女から授かった能力を使ってブリタニア軍のナイトメアを奪い、カレンたちに指示を与えていく。そこに、見慣れぬ嚮導兵器ランスロットが現れる。
他の機体と違い、戦闘能力の高いランスロット。搭乗しているのは、先の地下鉄構内で撃たれたスザクだった。
友としての再会が1話なら、敵として初めてルルーシュとスザクが相見えるのがこの2話。ルルーシュとスザクの才能が遺憾なく発揮される、私的にお気に入りの話でもあります。


●STAGE3 偽りのクラスメイト 第三皇子クロヴィスのもとから、アッシュフォード学園に戻ったルルーシュ。そこで、テロリストの一味であるカレンと対面する。
カレンはルルーシュを、先の戦闘で自分たちを指揮した声の主ではないかと疑う。正体を知られてはいないかと探り合う二人。
ルルーシュはギアスの力を使って、カレンを欺くことに成功する。
その頃、クロヴィス皇子殺害の報道がなされる。犯人として捕らえられたのは、枢木スザクだった。
ルルーシュの日常、そして備わった力、絶対命令のギアスを解明していくルルーシュのお話。
今後色々と素肌を晒してサービスカットを作ってくれるカレンお嬢様も本領を発揮し始めてます。ほんと、胸でけぇな……。


●STAGE04 その名はゼロ シンジュクゲットーで窮地から救ってくれた謎の男と再会を果たすカレン。ゼロと名乗るその男の正体は、ルルーシュだった。
ゼロはカレンたち数名の力を借りて、クロヴィス皇子殺害容疑で軍事法廷に向かうスザクを救おうとする。大勢のブリタニア人が見守る中、自らがクロヴィス皇子殺害の犯人であると名乗り出るゼロ。謎の少女から与えられた力でスザクを解放させる。だが、スザクはそれを拒み軍事法廷へ向かうと言う。
オレンジ卿の人生が狂った日が全力で描かれております。この回はもうオレンジ卿のために作られたといっても過言ではないでしょう。人気の高い、というか人気を決定付けたともいえる話かもしれません。


●STAGE5 皇女と魔女 ゼロを捕らえるため本格的に動き出すブリタニア軍。その頃、ルルーシュはアッシュフォード学園内の自室で、C.C.と再会する。彼女はルルーシュにギアスという不思議な能力を与えた少女だった。当惑するルルーシュを気にも留めず、C.C.はルルーシュの自室に居座ってしまう。
一方、釈放されたスザクはユフィという女性に出会う。ユフィをシンジュクゲットーに案内したスザクは、そこでブリタニア軍純血派同士の戦闘に巻き込まれる。
物語の主要人物であるC.Cが再登場し、同じく重要人物、ユフィが初登場した回。ついでにコーネリアも初登場(ついでって……)。
特に裏切られる展開もなく、当たり障りのない一幕ですが、今後の展開を左右していくキャラクターの登場ということで、大事な話なのかもしれません。うん。


●STAGE6 奪われた仮面 アッシュフォード学園にスザクが転入してきた。生きて再会を果たすことができたルルーシュとスザク。だが、クロヴィス皇子殺害の容疑者であったスザクを、ブリタニア人のクラスメイトたちは歓迎しない。そのような中、ルルーシュの身に一大事が起きる。自室に隠し持っていたゼロの仮面を奪われてしまったのだ。犯人を追うルルーシュ。その動きを怪しんだミレイたち生徒会メンバーは、全校生徒を総動員して犯人探しをする。
なんというか、極めてくだらない話なのだが、本人たちは真剣という話。
でも極めて重要な伏線が隠されていそうな一幕も。
しっかしこのブリタニア皇帝の声――若本さんはチヨ父と一緒なので笑ってしまうんだよなぁ……。


●STAGE7 コーネリアを撃て サイタマゲットーに潜伏するテロリストの掃討作戦に出るコーネリア。先の戦闘、シンジュク事変に酷似する作戦を展開し、ゼロをおびき寄せることが真の狙いだった。コーネリアの罠だと知りつつも、ゼロとしてサイタマゲットーに向かうルルーシュ。ギアスの力でサザーランドを奪取、ブリタニア軍を後退させるが、それはコーネリアの罠だった。ゼロの指揮下、壊滅していくテロリストの部隊。ルルーシュも投降を余儀なくされる……。
力があっても部下をもたぬルルーシュと、優秀な部下をもつコーネリアとの差を痛感させられる1話。
どうでもいいけどこういう自分のこめかみに銃を押し付けられるやつって、いざ本当に死が間近に迫ると、みっともなくあがいたりするんだよなぁ。……いや、本当にどうでもいい関係ない話ですまぬ。


●STAGE8 黒の騎士団 河口湖畔のホテルで、日本解放戦線のメンバーが人質を取り立てこもる事件が発生。人質の中にはアッシュフォード学園の生徒会メンバーと、ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミアの姿があった。ユーフェミアを救うとコーネリアに宣言したルルーシュは、カレンたち「黒の騎士団」を率いて人質救助に向かう。しかし、ルルーシュはユーフェミアと対面すると、彼女に銃口を向けるのだった。そこへスザクの乗るランスロットが突撃する。
要するに部下を持たぬルルーシュが、足りない力を補おうとする話。
ニーナのダメっぷりにより、ピンチに陥るユフィさん。まぁそのお陰でゼロの正体に関するヒントを得られたのだから、災い転じて福と成したか。


●STAGE8.5 仮面の軌跡 第1話から第8話までの流れを振り返る総集編。全編を通じてルルーシュのモノローグで語られる。これまで断片的にしか語られてこなかったルルーシュの生い立ちが整理されているほか、「ギアス」と「黒の騎士団」という二つの力をルルーシュがいかに手に入れたかを改めて説明している。
総集編。要するに制作時間が足りなくなったので、挿入された話なんだと解釈。この2つの総集編のお陰で24,25話が放映する枠が足りなくなったのかと思うと、アレですなぁ……。


●STAGE9 リフレイン 弱者の味方として活動を展開していく黒の騎士団。イレヴンの間では英雄扱いとなるが、カレンもまた世の中を変えるために、ゼロは必要だと感じていた。カレンはイレヴンとブリタニアのハーフだが、その複雑な家庭環境からブリタニアを憎むようになっていた。そのような状況下、世直しの一環で、イレヴンの間で蔓延しているという薬物「リフレイン」の密売現場に潜入する黒の騎士団。カレンはそこである人物の姿を見る。
カレンに焦点を当てたお話。まぁ馬鹿もやってますが。
どうでもいいけど、私がリフレインをやったら、どんな幻覚を見るのか、ちょっと興味あるなぁとか思ったり。やっぱ姉をやっつける夢か!? ……夢でもありえねぇ。


●STAGE10 紅蓮舞う 日本解放戦線の本拠地があるという成田連山に、コーネリア率いるブリタニア軍が奇襲をかける。その情報を手に入れたルルーシュは、黒の騎士団を率いて成田連山へと向かう。コーネリアの攻撃に、壊滅していく日本解放戦線の部隊。多勢に無勢、勝ち目はないと脅える黒の騎士団のメンバーを鼓舞し、ルルーシュはこの戦争で奇跡を起こすと宣言。コーネリアのもとへ、日本初のナイトメア紅蓮弐式を出撃させる。
紅蓮弐式が初お目見え。オレンジ卿もその紅蓮の凄さを見せ付けるためだけに、どえらいとばっちりを受けてます。南無南無。
紅蓮弐式はやっぱかっこええなぁ、と思うのですよ、私は。
赤は主人公機なのに、カレンさんええもんもらったねぇ。


●STAGE11 ナリタ攻防戦 ナリタ連山でコーネリア部隊を孤立させることに成功した黒の騎士団。ルルーシュはついにコーネリアの懐に飛び込み、投降を命じる。だが、命をかけて戦う覚悟を見せるコーネリア。
スザクの操るランスロットの猛襲に、戦況は一転、黒の騎士団は撤退を余儀なくされる。ゼロを追うスザクだが、C.C.の未知なる能力に行動を封じられてしまう。C.C.の力で脳内が浸食されるスザク。悪夢のようなイメージの中、亡き父親と対面する。
前回の続き。このへんからルルーシュはコーネリアを圧倒し始めるね。
ギアスの能力にある程度の戦略癌、そして優秀な部下をもたせると手に負えなくなるのは当然か。
でも最後のシーンはあざといというかなんというか、まぁ教えてもらったという事実が大切だというのはわかるんだけどさ。


●STAGE12 キョウトからの使者 思い切ってルルーシュをデートに誘うシャーリー。だが、ルルーシュは黒の騎士団メンバーとともに「キョウト」の代表と対面するため、富士鉱山へ向かっていた。キョウトの代表は、ゼロの素性を問いただす。一方、シャーリーを思わぬ悲劇が襲う。
このへんから話は一気に加速。だんだん目が離せなくなる、好みの展開に。
ナリタ攻防戦の裏側に起こった悲劇が、ルルーシュを直撃する。
つか、どうでもいいけど登場する女性、ほとんど泣いてるな。


●STAGE13 シャーリーと銃口 ナリタでの戦闘によって、起こったとある事実がルルーシュやカレンの心を苦しめる。信念を貫きブリタニアと戦っていく決意をするルルーシュは、黒の騎士団を率いてコーネリア軍へ向け出撃する。スザクの操るランスロットと一騎打ちとなるが、その最中、居るはずのないシャーリーの姿を見るルルーシュ。シャーリーは、ある人物からルルーシュと黒の騎士団の関わりを指摘され、ルルーシュを追ってきたのだった。
引きがすごいというか、ここで終わるかというか、でも予想内だな、みたいな気もするが、そんな感じ。リアルタイムで観た自分にとっては、次週までの1週間が長かったなぁ。


●STAGE14 ギアス対ギアス シャーリーに秘密を知られたのではないかと疑い、彼女の後を追うルルーシュ。どう始末をつけるのかC.C.に問われるが、答えは持たなかった。
その頃、シャーリーはナリタでマオという謎の男と出会う。マオは人の思考を読むギアス能力者だった。彼に操られるまま、ある罪を償うため死を選ぼうとするシャーリー。C.C.は、かつて自分がギアスの能力を与えた男と対峙し、ルルーシュは真相を知ってしまったシャーリーとの別れを決断する。
ちらちらと姿を見せていたマオが本格的に絡んでくる――つか、言葉通り本当にねっとりと絡んでくる話。
マオの制御不能の大きすぎる能力は、今後大きな伏線になっていたりする――って書いたらモロネタバレですが。


●STAGE15 喝采のマオ ルルーシュとの契約を破棄し、マオの元へ戻ると言い出したC.C.。ルルーシュの制止を聞かず、彼の元から去っていく。C.C.はマオの目的が自分であることを知っていた。そして、責任を取るために再びマオと会うことを決意したのだ。指示され向かった遊園地で、マオに銃口を向けるC.C.。だが、その引き金を引くことができない。一方、ルルーシュはC.C.を救うため、思考を読み取る相手と頭を使ってどう戦うか思案する。
前回に引き続き、マオとの戦いが繰り広げられるお話。ルルーシュ復讐編ってところか。
つか、その陰に隠れて一番の被害者であるヴィレッタさん、変貌しすぎです。
記憶喪失てまたベタだし……でも記憶を取り戻したらどうなるのかはキニナルね。


●STAGE16 囚われのナナリー 警察に撃たれたはずのマオが生きていた。ルルーシュに復讐を誓ったマオは、ナナリーを誘拐。制限時間内に救い出せるかどうかゲームをしようとルルーシュに持ちかける。危機を察したスザクは、ルルーシュとともにナナリーの救出に向かう。
何とかナナリーを発見した二人だが、そこにはマオの仕掛けた巧妙なトラップが仕掛かられていた!果たして二人は彼女を救い出す事が出来るのか?
続・ルルーシュvsマオの最終決戦。やっぱり持つべきは友達というところ。まぁその友達だけが一方的に被害に遭うってところもポイントか。
つか、ナナリーの縛り方がエロいと思うのは私だけですか……?


●STAGE17 騎士 ブリタニア軍に捕らえられた藤堂中佐を救うため、四聖剣が黒の騎士団に協力を求めてきた。藤堂の身柄奪還を約束し、チョウフ基地を攻めるルルーシュ。
ランスロットの猛撃に遭うが新たな戦力がこれを凌ぐ。終に追い詰めた宿敵!が、ゼロが見たそのパイロットはスザクだった!
過去がバレたら現在もバレちゃうという展開。本人、たまんないだろうね。
ゼロの正体といい、スザクの過去といい、クライマックスへ向けてボロボロと真実が明るみになっていきます。


●STAGE17.5 仮面の真実 あの夏の日からすべては始まっていたのかもしれない。
ルルーシュはそう呟いた。宿敵ランスロットを追い込んだ末に見たそのパイロットは親友、枢木スザクであった。
ルルーシュの友達であるスザク。ゼロの敵であるスザク。
空白の7年のうちに何が彼を変えたのか? 驚愕の事実を前に思い出と野望をルルーシュが述懐する総集編。
総集編その2。ラストのルルーシュの独白以外、観る必要はないかな。
でもきっちり全力のオレンジが挿入されているあたり、スタッフもこの話がお気に入りなんだなぁ、と……。


●STAGE18 枢木スザクに命じる ユーフェミアの騎士となったスザク。C.C.はスザクにギアスをかけるようルルーシュに提言する。それを拒み、ユーフェミアに奇襲を仕掛ける黒の騎士団。この危機にランスロットが出動するが、ルルーシュは自らを囮にそれを待ち受けていた!
タイトルからしてアレな話で期待した話。でもまぁ命令自体は予想が容易いというか、つまらないことに使っちゃったねぇ、と思わなくもなかったり。


●STAGE19 神の島 式根島から離れた孤島、神根島で目覚めるスザク。カレンと遭遇し、彼女が黒の騎士団のメンバーであることを知る。
一方、同じように神根島に漂着したルルーシュは、そこでユーフェミアと出会う。
一方、島内の洞窟ではシュナイゼル達が謎の遺跡の調査していた。この3組が遭遇した時におきた出来事とは!?
大事な伏線もあるんだろうけど、なんというかご都合主義というか、前回の引きの後にしては色々ガッカリさせられちゃったお話。
ちょっと作画が乱れているような気がしたんだけど、気のせいか?


●STAGE20 キュウシュウ戦役 元枢木政権のメンバーだった澤崎敦がフクオカ基地を占拠し「日本」として独立を宣言。だが、それは中華連邦の傀儡に過ぎなかった。それに対しゼロは賛同せず、逆に黒の騎士団による真の独立国家をトウキョウに立ち上げると謳う。
その頃、騎士を辞退したスザクは単身ランスロットでフクオカに出撃する。が、圧倒的な澤崎軍の前に窮地に陥ってしまう!
ルルーシュの新たな力、最新機ガウェンとランスロットが競演する話。
初見からやられ役だと思ったけれど、まさか1話で終わりとは……。



●STAGE21 学園祭宣言! 澤崎政権壊滅の話題で世間が持ちきりとなっている頃、アッシュフォード学園では学園祭が催されていた。政情不安を吹っ飛ばすかのように生徒会メンバーを始め学生達は大盛り上がり!
がユーフェミアの闖入により事態は思わぬ大騒動へと発展していく。
まさに最後の宴。この後、物語は容赦のない渦中へと入っていく。
いや、宴は後にもあることにはあるか……。



●STAGE22 血染めのユフィ ユーフェミアの発案で、行政特区の立ち上げが決定した。驚喜するイレヴンたち。その記念式典にガヴェインで登場するゼロ。
ゼロとして、そして兄としてユフィと対峙するルルーシュ。その時それは起きた!
宴その2。意味合いが全然違うけど。深夜枠全開の映像ですな。画像はあえてその場面を外しました。ご了承ください。
なお、次回からは反逆のルルーシュではなく『逆襲のオレンジ』とタイトルを改めるための伏線が――嘘です、ごめんなさい。



●STAGE23 せめて哀しみとともに 惨劇の式典会場。大混乱に乗じてトウキョウ租界に大攻勢をしかける黒の騎士団。
ユーフェミアを救出すべく会場に突入したスザクはそこで……。
エリア11と日本の未来をかけた戦いが始まった。
そしてこれで放送が一旦終了。なんという幕引きか。ありえない。夏まで待てというのか。鬼だ。悪魔だ。エイドリアンだ。まぁこれを会社の休憩時間や、仕事をサボりながら書いている私も鬼で悪魔でエイドリアンか。
なお、画像はまたしても例のシーンをカットしております。ご了承ください。




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以上、全23話でした。
実はずっと書き溜めていたんだよね。
ようやく公開。楽しかったが、しんどかった。
つか、ほんと夏まで長いよね……。
続きがみたいような、観てはいけないような、そんな予感もするんですけど、まぁ観ない訳には行きませんね。
おまけ