2006年11月11日

No.228 季節の変わり目

 季節の変わり目は気温が上がったり下がったりするので、人間のバイオリズムが不安定になり、体調を崩しやすい。たぶん。
 今まで秋の心地よい空気と、過ごしやすい気温が続いた。
 しかし、今週の中頃から急に冷え始め、そろそろ冬なんだなぁ、というような風が吹き始める。
 そんな週の中頃のこと。
 休日のある日、私とハルちゃんは映画を観に出かけた。

 ハルちゃんはとにかく映画好き。
 春夏秋冬、季節ごとに話題作の封が切られるたびに映画館へ足を運んでいるようだ。
 で、今回観に行ったのはこの映画。

 父親たちの星条旗.jpg

 戦争映画 『父親たちの星条旗』 だ。
 太平洋戦争真っ只中の1945年、2月23日。
 戦争の行方を決定付けたと言われている、硫黄島で星条旗を掲げる1枚の写真。
 この星条旗を掲げた6人のうち、祖国に帰還できたのは3人のみ。
 その3人は、母国アメリカに帰るや否や、英雄と祭り上げられ、戦費を調達するための全米ツアーに駆り出される。
 しかしこの星条旗を掲げる写真の裏側には、隠されたもう一つの真実があったのだ。
 ゆえに苦悩する若者たち。
 硫黄島で何が起こり、そこで彼らは何を見たのか。
 本当の英雄は誰であったのか。
 当時、アメリカが行っていた恥ずべき行為を痛烈に描き、当時の戦争の真実を知ることの出来る映画、それが父親たちの星条旗である。

 ――が

 その真実を知ることなく映画館を後にする。
 家を出る前からおかしいと思っていた。
 だが、本人の意思により、観に行ったのだが……。
 大丈夫、大丈夫って言うけれど、手を握ってみたら熱いこと熱いこと。

 この時のハルちゃんの体温、38.6分なり。

 立派な風邪だ。
 大人しく寝てなさい。
 観始めてすぐだったが、異変に気付いた私はさっさと映画館を後にしたのであった。
 その後、病院へ付き添い、家まで送り、うどんを作ってあげて食べさせて、薬を飲ませて寝かせる。
 世話の焼ける奴だ、無理してまで映画に行くことないのに。

「だって、2週間に一度くらいしか休みあわないし、この映画観たかったんだもん。映画は座って観るだけなんだから、大丈夫だと思ったんすよ」

 と、この言い分。
 あんた、風邪の菌を映画館にばら撒くつもりかぃ。
 周囲の迷惑も考えないとダメだよ、と言うと、神妙に頷いた。

「ほんま、病人じゃなかったら、ほっぺた叩いてるぞ」

「お姉さんみたいに?」

「あれはただの暴力。俺のは愛の鞭」

「……そういうセリフ、よくサラっと言えるよねー」

「……言ってから後悔した」

「ほんま、もっと熱上がっちゃうよ……」

「寝ろ、寝て忘れろ、頼むから」

「やだ、絶対覚えとく」

「……むー」

 今思い出しても恥ずかしいやり取りだった……書くのはもっと恥ずかしいけど。
 で、翌日、すっかり熱も下がった。大事をとって1日休ませたけどね。

 ・
 ・
 ・

「はーくしょぃッ!!」

 で、その2日後、私にしっかりうつりましたとさ……。



posted by BlueTasu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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