2006年10月18日

No.211 大変な1日 前編

 本日、休日!!
 最近になってようやく会社の業務が落ち着いてきた。
 まぁこの静けさも1ヶ月程度の余命だと思われるが (年末は大変なのよ……) 暇なのはいいことだ。忙しすぎるのは身体によろしくないよね。
 そんなわけで、今日はハルちゃんも休み。
 付き合い時初めて日も浅いカップルが、休みの日が重なれば当然デートするのは必然といえよう。うん、たぶん。
 今日はそのハルちゃんのリクエストにより、我が家に出張鑑定、ならぬ私の家のチェックに参られることとなった。事件である。

 さて、ここで問題。私の部屋は綺麗でしょうか?

 答えは否。
 もう汚いことこの上ない、男の住まいである。
 とてもじゃないが20代のうら若き娘さんをご招待できる部屋ではない。
 以前片付けたのは、そう、3,4ヶ月前に光回線の工事に業者さんが来てくれることとなったそれ以来か? それ以降はもう散らかり放題、好き放題。
 そこらへんにモノ、モノ、モノが散乱しており、足の踏み場もありゃしない。
 こんな部屋にお嬢様を招待できるほど私の神経は図太くないわけで、当然、久方ぶりの大掃除と相成った。
 日曜、午後からビリヤードの試合なので午前中にどったんばったんと掃除を開始。

 ……そこを目ざとく姉と妹の視線が絡んでくるわけです。

「ほほう……あやつが珍しく部屋を片付けておるわ」
「お姉さま、きっとよからぬことを企んでいるに違いありませんわ」
「妹よ、そのよからぬこととは一体なんじゃ? 具体的に申してみよ」
「ではでは、これはわたくし、察しますに、“があるふれんど” なるものを呼ぶのではないのかと思われますわ」
「ほっほっほぉー。あのヘタレに があるふれんど とな。それは愉快愉快。これは是非、邪魔をしてあげなくてはいけないわねぇ」
「ほっほっほ、お姉さまもお人が悪い」
「ほっほっほ」

 こんな会話をしているのかどうかはともかく、なにやら勘付かれた様子。
 まずい……これは非常にまずい。
 だが大丈夫。水曜日の予定は、家族全員分、それとなくチェックしてある。
 姉は仕事で出勤。妹と弟は学校だ。
 大丈夫、問題はないはずだ……。


 ――そして水曜日


「うー、どきどきするなぁ。昨日楽しみであんまり寝られなかったっすよ」

 私の家に向かう車の中、ハルちゃんはいつになく緊張していたように思う。最も、1番緊張していたのは紛れもなく私であり、だからそのように見えただけかもしれないが……。
 ハルちゃんの住んでいるマンションから私の家まで、約30分。
 普段なら弾む会話もぎこちないまま我が家に到着した。

「うっわ。聞いてたけど、本当にでっかいね」

 そう、うちは道場なんかやってるだけあって無駄に広い。
 無駄、というのは、庭や池の手入れとか、夏は草むしりとか大変という意味で、広くて得なことなんて全くないのだ。手間だけがかかるので、広いというのはデメリットしか感じられないのであった。

 まずは玄関。
 お出迎えしてくれるのは、コイツ。

 うのすけ.jpg

 確か No.100で紹介したと思うのだが、覚えている人はいるのだろうか?
 ミニウサギの『うのすけ』、通称 うーすけ である。

「うわー。生うーすけくんだ! かっわいー!!」

 ハルちゃん大興奮。
 以前から携帯で撮影したうーすけは見せて上げたことがあるので知っていたのだが、実物をみるのはこれが初めてである。
 うーすけは人見知りしないタイプで、家族だろうが初めての人だろうが、人の気配を感じるといつも隅っこのほうでうずくまっているのに、弾かれたようにしてケージの前面にへばりつく。
 そして 「餌くれろー」「なでれー」「遊んでくれー」と愛嬌を振りまくのだ。
 無論、ハルちゃんも例外ではない。
 つか、いつも以上に愛嬌をふりまくうーすけ。

「きゃー、今舐められた! この子、人懐っこいねー」

 だんだんその愛嬌はエスカレートし、ついには指を舐めだしたうーすけ。
 舐めるな! ハルちゃんを舐めていいのは私だけなの!!
 つか、コイツ、妹の友達が来たときも異常に懐いていたような……。
 もしかして、ただのエロウサギなのか!?
 可愛い顔してえげつないウサギがいたもんである。

 ちなみに 「飼い主に似たんだね」 とか思った人、大間違いです。
 うーすけの正式な飼い主は姉です。あしからず。

「はぁ、可愛かったぁ……」

 玄関でうーすけを心ゆくまで堪能したハルちゃんは、とても満足そうであった。

「じゃ、どうする?」
「あのね、道場って見てみたいんだけど?」
「道場? なんで? 面白いものなんてないよ?」
「道場なんて滅多に見れないから、見てみたいんっすよ」
「まぁいいけど」

 というわけで、次は道場へご案内。

「うっわ、広いね〜」

 なんだか感想がそればっかりである。

「畳の匂いがすごいね〜。ここで殴ったり蹴ったりするの?」

 物騒だな、おい。そんなことしません。
 ここで行うのは柔道です。

「ねぇねぇ、これなんて書いてあるの?」

 道場の真ん中に書かれた難しい行書体? の4文字熟語。
 そういや私も知らないや。今度聞いてみよう。

「風林火山?」

 甲斐の虎かぃ。
 絶対違うと思うぞ。

「うん、飽きた」

 一面畳だもんね。そりゃそうだ。
 というわけで次は庭へ。
 なんつーか、順序が色々間違っている気がするが、気にしてはいけない。

「うーん、広いねぇ」

 だから、感想そればっかりだってば。

「これだけ広いと、野球とかできそうだね」

 できまへん。池ポチャありの野球なんてやってられるかぃ。

「池に鯉がいるんだねー」

 違います。縁日ですくった金魚を放したら、でっかく成長したんです。

「よく食べる金魚なんだね……」

 私もそう思います。

「うん、飽きた」

 だろうね。
 というわけで、喉が渇いてきたので台所へ。

「なんだか時代を感じるね」

 台所は地面がむき出しで、庭を拡張してトタンで覆っただけ、というアバウトな作りだったりする。
 おかげで冬は寒いわ夏は蒸すわで大変なのだ。
 冷蔵庫にあったアイスコーヒーでカフェオレを作り、適当にお菓子をひっつかむ。

「なんか、珍しいお菓子だね……」

 プリッツ?.JPG

 適当にもったお貸しは、友人が香港で買ってきたプリッツもどきであった。
 ハルちゃんが引くのも無理からぬことであろう。
 まぁ、たぶん大丈夫。食えると思うよ。うん。
 というわけでこのカフェオレとプリッツもどきを持っていよいよ私の部屋へ。


 長くなってきたので明日に続きます。




posted by BlueTasu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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