2006年10月17日

No.210 名馬ファイル vol.08

不滅の刃物

デュランダル.jpg

初のG1マイルチャンピオンシップ
1ヶ月前にオープンに上がったばかりだったデュランダルは、史上稀に見る大混戦となったゴール板を、差のない10着で通過した。
この時の鞍上は四位洋文
名コンビと謳われた池添は、この時ダンツフレームに騎乗していた

翌年
セントウルSで3着に食い込む
この時初めて手綱をとった池添は、その末脚の切れ味に驚きを隠せずにいた
この末脚を発揮することだけに専念しよう
池添はそのことだけを考えた

そして、本番スプリンターズステークス
池添は馬を、その末脚を信じ、直線まで最後方というポジション
過去、直線で最後方の馬が勝ったことなど1度もない

しかし、この馬の末脚は今までの常識などまったく通用しないシロモノだった

大外から残り14頭全てを斬ってふせる豪脚炸裂
これが引退レースだったビリーヴの花道を、僅か15cmの差で切り裂いた
まさに名刀の切れ味
中山の直線で弾けたその末脚に、観衆は度肝を抜かれた
その目は、信じられないものを見た、と丸くなる
あれは実力か? はたまた生涯唯一の大激走なのか?
初の重賞がG1というその実績のなさに加え、あまりにも見事な末脚だったため、フロックじゃないのか、という疑問符がついてまわる
ゆえに次走のマイルCSにおいても未だ低評価の5番人気
しかしこの名刀は、京都のマイルにおいてこそ真価を発揮するのであった

京都名物、第3コーナーの淀の坂
この坂の下りを利用してじわじわとスピードを上げ、直線大外一気の大まくり
1頭だけ時限の違うスピードでファインモーション以下を斬って捨てた
短距離界に現れた新星は、とうとう最優秀短距離馬に選出されるに至る
もう疑う余地はない
この馬は強い
この馬の末脚は本物なのだと皆が納得した

王者となった翌年からは裂蹄に悩まされながらの出走が続く
高松宮記念、スプリンターズSは2着に敗れるも負けて尚強しの内容
得意の京都、マイルCSでは死角なし
堂々の連覇を果たし、G1ばかりを戦い3勝をあげた

近年の短距離界において、不滅の刃物というその名の通り、丸2年間トップレベルに君臨し続けた王者・デュランダル
その姿が見れなくなって1年が経とうとしているが、未だ混迷極めている
名刀に続く短距離界のエースの誕生
誰もが待ち焦がれている名刀の後継者は果たしてどの馬か?
今年のマイルCSに期待したいと思う

重 賞 成 績


posted by BlueTasu at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 名馬ファイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。