2006年10月03日

No.198 名馬ファイル vol.07

最強の桜

サクラローレル.jpg

サクラローレル

同期には怪物がいた...
シャドーロールの怪物、ナリタブライアン
クラシックにて猛威を揮うこの怪物を止めるライバルはいなかった

ダービートライアル青葉賞にて3着に滑り込み、挑戦権は得た
しかし、球節炎を発症し、回避を余儀なくされる
ライバルの候補は候補で終わった

ナリタブライアンの名を知るものは多数いたとして
トライアル3着のサクラローレルの名を覚えていたものはどれほどいたかどうか?

結局怪物とは未対決のまま古馬となり、金杯にて初の重賞で祝杯を挙げる
一方、阪神大章典にてライバル、ナリタブライアンが圧勝
春の天皇賞は1強ムードに包まれるも、右股関節炎を発症しリタイア

ならばチャンスは巡ってくるか?
しかし、ローレルも両前脚骨折という、安楽死処分が検討されるほどの重傷を負う

ナリタブライアンがリタイアしたことを知っていたものがいたとして
サクラローレルがリタイアしたことを知っていたものがどれほどいたかどうか?
桜の季節を前にして休養となったローレル
我慢の時は続く...

翌年
ついに桜が花開く時が来た
それは阪神大章典にて平成の名勝負が繰り広げられた96年のこと

2強対決のムードに包まれた春の天皇賞にて3番人気に推されたサクラローレルは
直線、前を行くナリタブライアンを捉えると、一気に突き抜けた

ナリタブライアンが昨年獲り損ねた天皇盾
しかし、昨年獲り損ねたのはブライアンだけではない
安楽死処分寸前の骨折から立ち直ったローレルも、昨年をフイにした馬だったのだ

現役最強

ナリタブライアンが引退すると、その4文字はこの馬のものとなった
秋の天皇賞こそ騎乗ミスにより不覚をとる
しかし調教師、境勝太郎の念願であった有馬記念を圧勝
年度代表馬を手中にし、名実共に頂上へと君臨す

その後、再び骨折するも軽症も、影響は否めず
春の天皇賞連覇の夢はトップガンの急襲に遭い撃墜さる

しかし1番強い競馬をしたのはこの馬
1番強いのはこの馬
そんな思いを強くした陣営は、血統背景故に、かねてから抱いていた夢
フランスの凱旋門の夢を現実にすべく動き出す

しかし、右前脚屈腱炎を発症
体質の弱さと脚元の弱さ
2つの弱さを不屈の闘志と、陣営の努力で克服してきたローレルであったが
今度ばかりは引退を余儀なくされた

奇しくもライバル、マヤノトップガンも同時期に屈腱炎を発症
一時代を築いた両雄は、これほどの成績を上げながらも、志半ば、という言葉と共に引退となった

夢は大きく、現実は厳しく、されどロマンは仔へと引き継がん
その夢は仔に託された
最強のサクラから、次なる最強のサクラが産まれるのをファンは待ち焦がれている

〜 重賞成績 〜


posted by BlueTasu at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 名馬ファイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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