2006年07月10日

No.104 冒険ファンタジー小説

 私は剣と魔法の世界、ファンタジーが大好きだ。
 ゲームならドラクエやFFに代表されるように、現実にはない、だけどクリエイターたちがリアルであろうと知恵を絞った遊び心満載の世界観が大好きだ。
 そして私はゲームにとどまらず、TRPGや漫画、そして小説も大好きだ。

 ファンタジー小説を考えるとき、真っ先に思いつくのは何か?

 それは映画になったハリーポッターだったり、指輪物語だったりするのではないだろうか?
 他にはロードス島戦記やフォーチュンクエストといった、今でも続いている人気作品もあるし、ゲーム小説のドラクエとかだったりするかもしれない。

 私はそのどれでもない。

 何か面白い小説を貸して、と頼まれれば、私はまず最初にオススメするのが 『サーラの冒険』 シリーズである。
 著者は山本弘氏で、日本一売れているTRPGのソードワールドをデザインした人の1人。
 このサーラの冒険もTRPG・ソードワールドの世界を舞台としたライトノベルなのだが、そんな世界のことなど知らなくたっていい。
 むしろ知らないほうが楽しいかもしれない。
 ソードワールドを舞台とした小説で最も有名なのが、魔法戦士リウイ。
 リウイは大陸中央の大国、オーファンという国から始まった物語だが、サーラの冒険はその西の小国、岩の町ザーンを舞台とした冒険ファンタジー。

 サーラの冒険シリーズの1巻目、『ヒーローになりたい』 は1991年に発売されたもの。

 ヒーローになりたい.jpg

 15年も前の作品なのだが、著者である山本弘の独特のタッチで綴られて行く冒険譚は、王道でありながら決して古くはない。
 主人公であるサーラは、何の力ももたない普通の10歳の少年。
 そんな少年が英雄に憧れ、冒険者に憧れ、本当の冒険を夢見て冒険者の一行に同行していき、やがて舞台は地下に広がるダンジョンへ...
 サーラのひたむきさ、少年、子供であるが故の純真さ、冒険者たちの優しさと強さが非常に心地よい読後感を与えるハズだ。

 2巻目、『悪党には負けない』 は1992年に発売。

 悪党には負けない.jpg

 前回知り合った冒険者一行と落ち合うために岩の街・ザーンへと向かったサーラだが、その道中で迷子になってしまい、さらには人さらいにあってしまう。
 力どころか、武器も防具もなにももたない普通の少年が、そのなけなしの勇気を発揮したとき、絶望的だった状況に未知数の可能性が...
 行く手を阻む様々な障害をどうやって乗り越えていくのか?

 3巻目、『君を守りたい』 は1993年に発売。

 君を守りたい.jpg

 サーラのザーンでの新しい生活がスタートした。
 まず冒険者となるため、1ヶ月間盗賊ギルドで生き抜く術の基本を学ぶことを課せられる。
 そこで尾行の訓練として同じ訓練生、デルのあとをつけて行動を探るよう命じられた。
 デルは無口で全く笑わない、謎めいた女の子。
 そんな彼女を尾行したサーラは、意外な秘密を知ることになる。

 4巻目、『愛を信じたい』 は1995年に発売。

 愛を信じたい.jpg

 冒険者として順調に経験を積んで行くサーラだったが、女戦士レグが衝突し、突然パーティを抜けて飛び出していってしまった。
 唐突な出来事に憤りを隠せず、納得できない一同だったが、わだかまりを解くためレグを追うことに。
 その道中、急ぐあまりに危険な場所を強行突破しようとした一行に襲い掛かった妖魔のせいでパーティが二手に分断。
 ソーサラー・フェニックスと二人きりとなったサーラに更なる危機に晒されて...

 5巻目、『幸せをつかみたい』 は10年の沈黙を破って2005年に発売。

 幸せをつかみたい.jpg

 新しくパーティに加入したドワーフの戦士メイガスに迷宮の地図を見せられる。
 その地図は、サーラの故郷、ハドリー村のダンジョンが描かれていた。
 かつて行った迷宮に、今度は古代の魔術師が遺したという秘宝・力の宝珠を求めてサーラと仲間たちが故郷を訪れたのだが...驚愕の展開に。

 そして第6巻目、『やっぱりヒーローになりたい』 はシリーズ完結編。
 英雄に憧れ、故郷を離れ、冒険者パーティーの一員となった少年サーラの物語がついに完結する。
 発売日は7月20日。
 早く読みたい、と思う反面、ついに終わってしまうのか、という一抹の寂しさがよぎる。
 私にとってサーラの冒険は、発売当初、同じ少年であった私の心を激しく揺さぶり、冒険小説の楽しさを教えてくれたバイブルであった。
 その作品の完結に、時の流れを感じずにはいられない。
 今なおセリフの一言一句を鮮明に思い返させるサーラの冒険の終幕に、私はどんな気持ちになるのだろう。
 楽しみである。――そして怖かったりする。

 私、オススメの『サーラの冒険』シリーズ。
 冒険ファンタジーが好きなら是非読んでほしい。
 もし面白くなかったら、本代を払います! と言い切りたいくらい傑作であると私は思う。
 そんな私的傑作を、皆さんはどんな感想を抱いたか?
 是非聞かせてほしいなぁ。



posted by BlueTasu at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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