2006年04月21日

No.38 マッハ!!!!!!!!

 クリスさんのお勧め映画、『マッハ!!!!!!!!』 を鑑賞。
 しかし、心配事がある。
 実はアクション映画はあまり好きではない私。
 さらに言うなら、ジャッキーらが主演するバトル系はもっと好きではない私。
 いや、まぁ正直に言うなら嫌いなのだが……。
 果たしてバリバリのバトル系・ムエタイ映画のマッハを最後まで見ることはできるのだろうか?

 ――そんな心配をしながら観始めたのだが、嬉しいことにそれは杞憂に終わる。

 CGをつかわない。
 ワイヤーを使わない。
 スタントマンを使わない。
 早回しをつかわない。
 ただしムエタイを使います。

 なんだか馬鹿みたいなキャッチコピーで、実際馬鹿みたいな映画なのかな、と思っていたのだが――そこには本物の輝きを放つアクション満載だった。
 まず驚いたのが、主演・トニー・ジャーの驚異的な身体能力。
 乗用車は飛び越す、高い塀もひとっとび。
 走り幅跳びの選手のようなジャンプから繰り出される脳天への一撃。
 なるほど、ワイヤーがいらないわけだなぁ、と唸ってしまう。

 そして格闘シーン。
 顔面へモロに入っているし、実際に燃え上がる役者にもビックリだ。
 いつも冗長気味でつまらないと思っていたバトルシーンだが、マッハではそのタイトル通りというべきか、小気味よいアクションの連続が非常に良い。
 それには淡々と、ただシンプルに流れる音楽も一役買っていると思う。
 挿入歌なども一切なく、単純なストーリーとともに、全てがこのアクションを魅せることのみに終始しているので、良さが際立つ。

 三輪タクシーや町並みも、タイらしさが溢れていて好感が持てた。
 ハリウッドなどの流行に流されず、ムエタイ=タイを強調することで更なるリアリティが産まれている。
 こういう頑固な職人たちが作ったような映画こそ、待ち望んでいたものだったからだ。

 ――ただ、ひとつ文句がある。

 早回しを使わないと宣言しているのだから、スローモーションを使うのもやめてほしいと思った。
 魅せるシーンを違う角度から何度かリプレイさせるのはまだいい。
 ただスローモーションにされるのだけは、一瞬がもつアクションの輝きを鈍らせているように感じたのである。

「うん、でも面白かった」

 最後のオチもなかなか良かったし、クロスレビュー風に点数をつけるとしたら9点は確実かな。
 満足できる映画であった。




posted by BlueTasu at 22:27| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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